
「三条市長日記」時代の「【読書感想文】若者、バカ者、よそ者~イノベーションは彼らから始まる!~
」の中でも触れたとおり、著者は同書で「(イノベーションに)必要な人材は、いままでのしがらみや固定観念にとらわれない“若者”、いままでの枠組に収まらなかった“バカ者”、そして、そもそもいままでのやり方を知らない“よそ者”が重要」と定義した上で、「われわれ自身が、“若者”か“バカ者”か“よそ者”になってしまえばよい」という趣旨の言葉を幾度となく訴えているのですが、他方で真の意味での「よそ者」もリノベーション(社会変革、深化、価値向上…)の寄与者になることを排除するものではありません。
と唐突に語り始めたのには理由がありまして…
政治活動の一環としてそれぞれの街を歩いていると、街の中で頑張っていて、街に「何か(≒何らかの価値)」を与えている真の意味での「よそ者」に出会うからです。

例えば、こちら新津の二福商店街に佇む雑貨屋「aimer」さん。
福島から移住してきた女性が営む雑貨屋さんの扉を開けると、外の街の様子とは裏腹に多くのお客さんで溢れ返っておりました(写真は敢えてお客さんを避けておりますが…)。

こうした挑戦は、先日紹介した「新津本町中央公園パッチワークプロジェクト」や、同じくお洒落な雑貨屋「Lincle」さんが仕掛ける「まきこさんのまち暮らしマップ」などと相まって、新津の街なかに新たな価値を創造する原動力となっていくことでしょう。

また例えば、こちら加茂市の穀町商店街に昨年オープンした「cafe sugar」さん。
東京出身のご夫婦が「自分たちがこんな場所に住みたいなと思う幾つかの条件に合致したのがここだった」と選んだのが加茂駅前の穀町商店街という立地だったそうです。

加茂市といえば、先日紹介したとおり、昭和レトロな喫茶店が売りになる街の雰囲気ですが、こうしたカフェがあることで街に幅が生まれ、価値が新たに創出されること必至です。
そして、いずれのケースにも当てはまるのは、彼らを陰に陽に支える地元の方々がいらっしゃるということ。
この地元の方々の存在によって初めて、彼らの取組が街に波紋のように価値を創造するきっかけとなり得るのです。
ということで、私の新たな「よそ者」探しはまだ始まったばかり…
次の機会に、別の街の新たな「よそ者」が紹介できればと思っています!