
総務委員会の隣席を覗くと、委員札がずらり。
定足数を満たすために、自民党議員が融通し合って時間刻みに交代で委員席に座り、離席状態を生じないように努めた結果の産物です。
「いやいや、正規の総務委員が出席すればいいだけじゃないか?」
そのように疑問を持たれる方も多くいらっしゃると思います。
一般的に自民党の国会議員は複数の委員会に所属しているのですが(私も、国土交通、総務、災害、政治改革の4つの委員会に所属しています)、これが同時に開催されることなど日常茶飯事でそれだけでも他議員の協力が不可欠になります。
加えて、この時期は特に自民党の政策決定プロセスが佳境を迎えており(補正予算や税制改正、法案など)、部会長のように当該政策決定プロセスに不可欠な議員はその会議の場にも立ち会わなければなりません。
(ちなみに、この隣席の方は他委員会と重なったことに加え、部会長として税制調査会に出席しなければなりませんでした)
「だったら、委員数を減らして1議員1委員会所属にさせればいいじゃないか?」
そんな声も聞こえて来そうですが、今の状態は少数政党に対する配慮が主因にあることに留意が必要です。
何故ならば、民主主義の宿命として民意の大きさ(議席数の多寡)による委員数の配分を採用しなければならない中、委員数に制限を加えると、少数会派は委員会に所属することができず、当該分野の発言の機会が奪われるからです。
実際、先週、委員数の多い委員会の委員数を減ずることが本会議で可決したのですが、少数政党は反対に回ったことからもこの理屈が正しいことをご理解いただけるかと思います。
さて、こうした面からも綱渡りの国会が続きます…
