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以前も触れましたが、全国からの要望対応に際しては事前に担当部局からレクしていただき、課題の共有を図っています。

そんな事前レクを受けている時のこと。

沖合防波堤の延長要望が石巻市長さんから来ていると担当者が切り出したので、何気なく「要望内容は分かったけど、沖合で海底も平らではない中、どうやって防波堤を築堤するのですか?」と素朴な疑問を口にすると、衝撃な回答が!

何と潜水士が海底まで潜っていき、海底を敷石で均していくというのです。

それどころか、陸上では専門分野が細分化されている様々な工程も全部一手に潜水士が担っているとのこと!

その過酷な現場をこの目で確かめたいと石巻港の沖合防波堤にお邪魔しましたが、想像以上に過酷な現場でした。

沖合は想像以上に波が高く、波高1m超で作業中断となるのですが、木の葉のように揺れる作業船と船内と潜水士で絶妙なコミュニケーションを図りつつ作業が進められます。

ちなみに、私がお邪魔した前の月は僅か数回しか作業に着手できなかったとか…

潜水士の存在抜きには一切の港湾事業が進まない中、潜水士の人手不足が深刻です。

原因は陸上の現場技術者との相対的な賃金厚遇が(皮肉なことに陸上の現場技術者の待遇改善が進んだ結果)縮小していること…

これは公共単価設定の際に配慮が必要でありますな…

政務官として何とか職責を果たしてまいる所存です。