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先週月曜日、国土交通大臣政務官として愛媛県にお邪魔してまいりました。

観光、治水、交通、空き家対策、まちづくりといった政策分野で、苦労、活動、活躍されている現場を丸1日で拝見させていただくという超過密スケジュールでありましたが、本当に実りある公務出張となりました。

拙ブログでも、その一端をご紹介してまいりたいと思います。

まずは自動運転バスの実装状況から。

そもそも自動運転とはその技術レベルに応じてレベルゼロからレベル5まで定義設定されているのですが、今回お邪魔したのは我が国初の「レベル4(特定条件下における完全自動運転)」での運用を開始した伊予鉄バスさん。

シートベルト着用可能な乗車定員以内の乗客数であれば完全自動運転による運行が実施されております(保安要員や介助要員、万が一の対応として、現段階では、二種免許保有者が同情しております)。

実際に乗車してみて全く不安を覚えることのない完全にシステム化された運行を確認できたことはもちろんだったのですが(一往復しましたが、保安員さんは一度もハンドルやアクセル、ブレーキを操作することはありませんでした!)、驚くべきことは本当に普通の「伊予鉄バス」として当たり前のように極めて自然に運行されていたこと!

運行路線は、広島との間の定期フェリーの玄関口である松山観光港と、松山市の中心地である松山市駅へのアクセス鉄路である伊予鉄道高浜駅とを結ぶ実ニーズが現に存在している重要路線であり、実際に15分間隔で運行されているのです。

一方、路線延長は1キロ弱と短く、交通量や道路形態とともに自動運転しやすい路線を設定しており、データの蓄積には過不足ない見事な路線設定です。

ここは見事ですな。

弥彦村でも新たな挑戦が始まりますので、私もお手伝いを引き続き行っていきたいと思います。