
国会では、所管委員会(国土交通省であれば国土交通委員会)以外の委員会の委員から政府参考人(いわゆる官僚)以外の答弁を求められた場合、副大臣又は政務官が答弁することとなります。
今通常国会では、思ったほどの数ではなかったものの、それなりに答弁の機会をいただきました。
ここで改めて答弁までの流れを少しだけご紹介…
国会答弁は国権の最高機関において政府方針を示す極めて重要な位置付けです。
しかも、議事録の蓄積に価値が置かれる傾向にあるため、言い間違いも許されない、個人的には判例集に近い感覚を持っております。
ですから、側から見れば予めの原稿を読み合う予定調和の出来レースに見えるかもしれませんが、質問し、それに対して答弁すること自体に価値があることに留意が必要です。
さて、質問者が確定すると、質問通告を受けた省庁の職員は当該質問者を訪問して質問内容を確定させます(質問取りレクと呼ばれます)。
質問内容が確定すると、答弁作成課が割り振られ、答弁作成に取り掛かります(質問内容によっては担当課が定まらず、押し付け合いに発展することもあるのですが、それは改めて…)。
ここまでが本番前日までに行われるのですが、本番当日の動きはまた明日…