
明治8年6月1日に始まった近代西洋技術による気象業務。
それから150年が経過した先日、天皇陛下のご臨席を仰いで記念式典を開催しました。
私も気象庁担当政務官として出席したのですが、式典で最も感銘を受けたのはやはり天皇陛下のお言葉。
「気象観測は昔から農業や生活の営みにとって不可欠であった」
このようなお言葉があったと記憶しているのですが、確かにそのとおりであります。
確かに、東京気象台での観測が始まったのは明治8年であったかもしれませんが、それより遥か昔、飛鳥時代から我が国も陰陽寮を設置し、天文や風雲を観測、記録してきたのですから…
人間の営みに欠かすことのできない気象業務ですが、これからも不断の取組を続けていかなければなりません。
令和11年度には最新技術を搭載した気象衛星ひまわり10号の運用が始まる予定です。
まだまだ精度向上の余地の残る気象業務。
この度の節目を期に更に精進してまいります。
(写真は高橋副大臣と気象庁キャラクターはれるん、ぼるけんと!)