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新年会シーズンもそろそろ終わりを告げそうでありますが、新年会に出席すると、国土交通大臣政務官として国土交通省に関するご注文をいただくことがしばしばあります。

その中には即答することができず、本省に持ち帰り、後日宿題返しすることもあるのですが、これが私にとっては勉強になるわけでありまして…

例えば、「特殊車両の通行許可について、申請から許可まで時間がかかり過ぎる。生産性向上のためにも何とかしてほしい」と指摘されたケース。

建築資機材などを運ぶ特殊車両は許可を受けなければ行動を通ることができないのですが、この許可が下りるまでの日数が想定以上に長くなれば当然のことながら工期に影響が出て、それは即ち生産性の低下に繋がってしまいます。

改めて調べてみると、確かに申請から許可まで1ヶ月以上を要している事例もあるようで、まさにご指摘のとおりであります。

他方、国土交通省がそうした現実に手を拱いているわけではないことがみえてきます。

道路は国土交通省が管理する直轄国道だけでなく、都道府県や市町村が管理するものもあり、それぞれが審査するため、どうしても時間を要してしまう事例が生じてしまうのですが、現在、およそ5年間(あと3年間)をかけて過去の許可事例をデータベース化して類似事例は自動処理できるように(申請処理時間を圧倒的に短縮できるように)進めています。

そして、この効果を(まだ充実強化の途上ではありますが)少しでも享受できるのが特殊車両通行確認制度であります。

このケースはご指摘いただいた方だけに裨益するものではなく、運送業界全体がメリットを享受できるものなので、敢えてご披露させていただきました。

いずれにしても、こうしたことを1つひとつ丁寧に宿題返しをしていく…

これもまた、この地に尽くすことに繋がることを信じて続けていきたいと思います。