流觴曲水。
今年の大河ドラマ「光る君へ」の中でも登場した優雅な遊び。
辞書には「屈曲した小川の流れに杯を浮かべ、それが自分の前を流れ過ぎてしまわないうちに詩歌を作り、杯の酒を飲むという風雅な遊び」とあり、「中国晋代、王羲之が会稽の蘭亭で文人を集めて催したものが有名」とされております。
そして、その蘭亭を調べると「中国浙江省紹興市の南西、蘭渚(らんしょ)にあった亭(あずまや)である」と出てくるのですが、紹興産の座石や紹興の職人さんの手による紹興産の石瓦で葺かれた亭などで極力忠実に本場の流觴曲水を再現した空間が三条市にあります。
それが日本で(どころか中国も含めて)初めてとなる大漢和辞典を編纂した諸橋轍次博士の記念館です。
ここでは毎年、流觴曲水が開かれるのですが、参加できる方は「諸橋轍次博士記念漢詩大会」受賞者のみ!
今年の参加者は高校生を除けば、皆さん新潟県外の全国各地から集った方々ばかり!
大変ありがたいことですが、来賓の立場で末席を汚すのは心苦しいばかりです…
ただ、一度は是非とも体験していただきたい!
皆様方の豊かな詩想をぶつけてみませんか?
お待ち申し上げております。