先日、三条市立大学のオープンキャンパスにて、三条市立大学に関心をお持ちの高校生、そして親御さん向けのパネルディスカッションに、シャハリアル学長と共に、三条市立大学設立構想を生み出した当事者として臨みました。
その内容は動画として三条市立大学より配信されたり、様々な場で活用されたりするようなので、受験生やその関係者は少ないであろう拙ブログでは多くを触れませんが、シャハリアル学長と言葉を尽くしたのは、三条市立大学は、①我が国の企業の99.7%を占める中小企業にとって、しかも、ものづくり企業にとって有為な人材を育てる大学であること、②従って、従来型理系大学が養成する専門人材ではなく、ものづくり技術をベースにしつつも総合力人材を輩出することに専念していること、③なおかつ、中小企業の経営者にとって右腕になるべき人材育成を意識していること、④そのためには知識習得だけではなく経験蓄積もまた不可欠な要素であり、全ての学生を対象に徹底した産学連携実習を教育プログラムに組み込んでいること、の4点でした。
本年度、三条市立大学は初めての卒業生を送り出します。
大学院進学やまだ内定が出揃っていない状況なので、確からしい話は申し上げることはできませんが、少なくとも現段階での内定状況では、県内出身学生が県外企業から内定を頂いているよりも、県外出身学生が県内企業から内定を頂いている数の方が多いようで、若者の県内呼び込みという観点からも良いスタートが切れそうです。
ただ、まだまだ改善の余地があるのもまた事実であります。
今の立場からも全力で支えていきたいと思います。