三条市長時代からお付き合いのある「そら植物園」の西畠清順さんと久々に再会しました。

西畠さんといえば、「情熱大陸」に幾度となく出演するなど、超有名にして、超売れっ子のプラントハンターですが、飛躍の素地となった「家業」に着目すれば、元来は、庭木の生産、販売、施工を主な生業とする「植木屋」さんだったのですよね（「そら植物園」が所在する池田市は日本四大植木産地の１つですからね…）。

で…

改めて西畠さんとお話をしていると、元来「植木屋」さんだった立ち位置から現在の経営形態にまで辿り着く飛躍過程の柱になったのは、単なる「庭園」と括ることはできない「ランドスケープ」のデザイン設計、施工にあったと勝手ながら思うのです（コンサルティング系業務は時系列的にはその後に派生、発展したイメージかなと何の根拠もなく思うのです…）。

この、当時の我が国ではまだまだ未知の領域であったランドスケープデザインを自ら切り拓いたところに、西畠清順さんの真骨頂があると言っても過言ではないでしょう。

ちなみに、先日の再会では、そんな西畠清順さんの直近の作品を拝見する機会を頂戴しました。

しかも、西畠さん自らのご案内で！

舞台となったのは銀座。

和菓子の老舗「とらや」さんと仏ミシュラン三つ星シェフが共同で仕掛けたレストラン＆バーの屋上空間に触れることができたのですが、単にスタイリッシュなだけでなく、どことなく心和み、落ち着く感じ、そして銀座という都市空間との摩擦のない調和は、まさに西畠清順さんの真骨頂でしょう。

こんな素晴らしき方と語り合うことのできる私は果報者です。

もう一度、この新たな経営発展の道筋を地元保内の「植木屋」さんに伝授していただけないものか…三条市の英断を待ちたいと思います。