
佐潟、御手洗潟の蓮の群生地を壊滅的状況に追い込んだもう1つの理由…
それがアカミミガメです。
そうです、子どもの頃お祭りの縁日で売っていた、あのミドリガメです。
あの時、家に持って帰ったミドリガメを皆さんはどうしたでしょう。
最初は可愛らしくて熱心に飼っていたミドリガメも段々と関心が薄れて、それでも生命を絶つのは忍び難く、自然のどこかで生き抜いてほしいと、そっと近くの池や川、お濠に解き放つ…
そんな経験はありませんか?
何が原因かはともかく、あの可愛いらしかったミドリガメは例えば佐潟や御手洗潟で異常に増繁殖し、数万匹に膨れ上がり、それらが蓮の新芽などを食べ尽くす…
これが佐潟や御手洗潟で起こっている現実です。
しかも、このミドリガメは昨年から「条件付特定外来生物」に指定され、佐潟や御手洗潟からミドリガメを捕獲すると、事実上殺処分するほかないのです。
でも、このミドリガメの駆除には今、解決に向けた希望の光が射し込もうとしています。
その担い手は御手洗潟周辺で生まれ育った若人達!
試行錯誤しながら堆肥化に取り組んでいます(省内で確認したところ、環境省も少しばかり支援させていただいているようです)。
その堆肥で育った野菜をその場で頂いたのですが、うん!確かに可能性がある!
この堆肥化は全国でも取組が始まっているようですので、情報共有のお手伝いをまずはしてみたいと思います。
佐潟は元来ウナギの産地としてその名を轟かせたようです。
駆除したミドリガメでウナギの再生ができないか…
こんな夢も抱きつつ、最後まで応援したいと思います。