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既に報道されているとおり、来年度予算案がこの週末衆議院を通過しました。

結果的には、参議院がいかなる状況に置かれようとも予算案が年度内自然成立する形で衆議院を通過することができたので、今更蒸し返すのもいささか大人気ない気もするのですが、金曜日に立憲民主党が取った遅延戦術がどうしても納得がいかないので、ここに書き綴ることをお許しください。

まず、立憲民主党が小野寺予算委員長解任決議案、鈴木財務大臣不信任決議案の両動議を出すに至った背景を極めて客観的に整理すると、次のようになります。

つまり…

まず、立憲民主党は「総質疑時間が(彼らが例年どおりと主張する)80時間に達すれば採決に応ずるつもり。69時間にしか積み上げていない現段階で強行採決することは断固反対。よって、職権で採決を見込む予算委員会開会を決定した小野寺委員長の解任を求める」と主張しているのですが、実際には「(解任決議案が提出されず職権により開催が決まった予算委員会が予定通り開会されていれば)7時間の審議を経て合計76時間の総質疑時間となり、国会召集前と後の予算委員会集中審議を加えると、81時間半となったところ。野党の審議時間だけを見ても、既に56時間を積み上げており、同じく予算委員会が予定通り開会されていれば62時間に達し、例年と変わらない審議時間となった」、これが事実なのです。

つまり、申し上げにくいのですが、ひと言で申し上げれば、今回立憲民主党が行った遅延戦術は自作自演のパフォーマンスにしか過ぎません。

もちろん、「それは自民党による一方的な見方に過ぎないではないか」というご指摘もあるかもしれません。

少なくとも私は共感できませんが、たしかにそのように捉える方がいることを否定することはできません。

でも…

遅延戦術として立憲民主党が採用した2時間54分にも及ぶ小野寺予算委員長解任決議案を動議する趣旨弁明の中身を聞いたら、そうした方々も「これは単なるパフォーマンスなのではないか…」と首を傾げるはずです。

時にはヘラヘラと笑みを浮かべながら、時には(議長からも制止されましたが)禁止されている議場からの野次に積極的に応対しながら、そして何よりも再三議長から注意を受けているにも関わらず、解任理由とはおよそ関係のないことをダラダラ、ペラペラと喋り続けるのですから…(唯一、解任理由らしき言及は審議時間の不足については上述のとおりの自作自演、自業自得の帰結ですし、繰り返しの言及を端的にまとめていればおよそ5分で終わっていた、そんな内容でした)

言論の府なのですから、約3時間も割くのであれば、聞くに堪える内容にしないと…

他の野党も今回の立憲民主党の対応に苦言を呈していたのも納得です。

しかし、なんでしょう、この徒労感は…

学生時代、野党が牛歩戦術を駆使している国会の様子をテレビ越しに観て、「この大人たちは何をしているんだろう⁉︎」と思っていたあの時との既視感がハンパないです…