地域の皆様への説明会も終わったはずですので、そろそろ拙ブログでも報告を…
新潟市江南区にある阿賀野川浄水場。
2年前の衆院選に向け新潟市江南区で活動をしていると、串田市議を始め、地域の皆さま方から「衆議院議員になったら、阿賀野川浄水場の指定廃棄物を何とかしてほしい」と悲痛な訴えが…
伺ってみると、福島第一原子力発電所事故の影響で放射性セシウム濃度8,000ベクレル以上の乾燥汚泥520トン近くがその時点でもなお施設内に保管せざるを得ないというのです(詳述は避けますが、放射性セシウム濃度8,000ベクレル以上の乾燥汚泥は法律上「指定廃棄物」となり、通常の産業廃棄物としての処分ができなくなります)。
保管そのものは安全面では何ら問題はないものの、当該施設の周辺には小学校や産婦人科、住宅団地が隣接しており、安心感を得るためにも、少しでも施設外での処分を進めてほしいというのが悲願でありました。
その後、幸いにも、衆議院議員、そしてこの分野を所管する環境大臣政務官に就任させていただき、この悲願を解決する千載一遇のチャンスを得ることができました。
私が着目したのは放射性セシウムの半減期。
放射性セシウムの半減期は30年ですので、発災後10年超の時間が経過していれば、それなりに放射性セシウム濃度が減衰しているはずであり、再測定の結果8,000ベクレルを下回れば、その分だけ一般の産業廃棄物として通常の処分が可能となり、指定廃棄物の減容に繋げることが可能なはずです。
そこで、昨年秋以降、環境省の担当部局、そして中原市長さんを始めとする新潟市の皆様と話を進め、地元なご理解の下、今年の夏休みに再測定を実施していたのですが…
この度、その結果が出まして…
測定区画全てが8,000ベクレルを下回ったのです!
これで、保管している乾燥汚泥の全量が指定廃棄物から解除され、通常処分が可能となるのです!
これでまた1つ、この地に尽くすことができたかな…
本当に良き結果で良かったです。