この地に尽くす!〜国定勇人(くにさだいさと)の日記〜

自由民主党新潟県第4選挙区支部長(前三条市長)の国定勇人(くにさだいさと)です。 自分の思い、日々の活動、第4選挙区内の様々なこと、プライベートなことなどを徒然なるままに書き綴ってまいります。 気楽にお付き合い下さいませ。

2025年09月

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阿蘇カルデラ。

何故、人々はカルデラ内での定住を選んだのか…

何故、人々は広大なカルデラの中でも外輪山麓を選んで住んでいるのか…

といった興味深い話を阿蘇カルデラ訪問の際にたくさん伺うことができたのですが、ここでは訪問の主目的である近年の激甚化した大雨による被害を軽減するための砂防堰堤の話を…

竣工したばかりの砂防堰堤の中には真下から見上げることのできる場所があります。

とだけ書くと、当たり前のように聞こえるかもしれませんが、さにあらず…

砂防堰堤の築堤場所はたいてい人が入りにくい谷筋に築かれており、容易に近付くことができません。

ですので、真下から見上げることができるのは珍しいのですが、実際目の当たりにすると、その規模の大きさと来たら!

これくらいの規模でないと土砂を食い止めることができないことは頭では理解できるのですが、それにしても圧巻です。

この体感を少しでも多くの方々に味わっていただきたい。

そんな思いでツアーを組めるように地元の皆様方と相談中です。

しばし、お待ちを!

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雲仙普賢岳。

皆さんは何を思い出しますか?

溶岩ドームに火災流、それにヒゲの市長…

高校3年生だった私には強烈な体験でした(ヒゲの市長の愛称で陣頭指揮を執られた鐘ケ江管一さんは先月逝去されました。ご生前のご活躍を偲び、哀悼の意を表します)。

あれから30余年…

我が国初の無人施工(溶岩ドーム直下は危険すぎて、この方法を取らざるを得ませんでした)など数々の難工事を経て、必要な砂防工事は全て終え、現在は管理監視体制に移行しています。

しかし、不安の種は尽きません。

雲仙普賢岳の隣にある眉山が江戸時代の寛政年間に山体崩壊を起こし、島原半島と有明会を挟んだ熊本に甚大な被害を与えた過去があるからです(この災害は「島原大変肥後迷惑」と呼ばれ、山体崩壊した有明海に流れこんだ眉山の大量土砂が津波を引き起こし、対岸の肥後を襲い、更に跳ね返った津波が再び島原半島を襲い、約1万5千人の犠牲者が出てしまいました)。

この不幸が今もなお溶岩ドームを抱える雲仙普賢岳に起こらないか…

その過去を持ちつつ島原に生きる方々の不安はよく分かります。

そのためにもまずは監視体制を地道に続けていかなければいきません。

引き続き、国土交通省の直轄事業として過去に思いを馳せつつ取り組んでまいります。

(写真は火災流の直接被害はなかったものの、熱波で全焼した旧大野木場小学校。子ども達の避難後で全員無事だったことがせめてもの救いです)

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沖合防波堤は潜水士さんが海底の土台を均して整えた後、ケーソンと呼ばれる鉄筋コンクリート構造の「箱」を現場に運び、沈め並べていきイメージで築堤していきます。

でも、海底は様々な形状をしているため、陸上ほど正確無比な整地をすることができません。

その結果…

写真のように、ケーソンの間には上下にも左右にもかなりのズレが生じてしまいます。

もちろん、このズレの発生は織り込み済みなのですが、過酷な現場であることを少しでもイメージできるかな⁉︎と思い、紹介させていただきました。

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沖合防波堤築堤現場の話の続きを…

当然のことながら、沖合防波堤には何もありません。

でも、制約の多い作業船の船内では十分な休息もままならず…

そんな過酷な職場環境を少しでも改善しようと、沖合防波堤の突端に仮設テントを設け、自家発電で簡易空調を効かせています。

昨今の酷暑では決して十分な涼を得られているとは思えませんでしたが、それでも改善を続けていくことは大事であります。

それにしても、過酷な環境であることに変わりはありません。

やはり賃金アップで他の仕事との差別化を図らないといけませんね。

重ねて頑張ります。

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以前も触れましたが、全国からの要望対応に際しては事前に担当部局からレクしていただき、課題の共有を図っています。

そんな事前レクを受けている時のこと。

沖合防波堤の延長要望が石巻市長さんから来ていると担当者が切り出したので、何気なく「要望内容は分かったけど、沖合で海底も平らではない中、どうやって防波堤を築堤するのですか?」と素朴な疑問を口にすると、衝撃な回答が!

何と潜水士が海底まで潜っていき、海底を敷石で均していくというのです。

それどころか、陸上では専門分野が細分化されている様々な工程も全部一手に潜水士が担っているとのこと!

その過酷な現場をこの目で確かめたいと石巻港の沖合防波堤にお邪魔しましたが、想像以上に過酷な現場でした。

沖合は想像以上に波が高く、波高1m超で作業中断となるのですが、木の葉のように揺れる作業船と船内と潜水士で絶妙なコミュニケーションを図りつつ作業が進められます。

ちなみに、私がお邪魔した前の月は僅か数回しか作業に着手できなかったとか…

潜水士の存在抜きには一切の港湾事業が進まない中、潜水士の人手不足が深刻です。

原因は陸上の現場技術者との相対的な賃金厚遇が(皮肉なことに陸上の現場技術者の待遇改善が進んだ結果)縮小していること…

これは公共単価設定の際に配慮が必要でありますな…

政務官として何とか職責を果たしてまいる所存です。

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