この地に尽くす!〜国定勇人(くにさだいさと)の日記〜

自由民主党新潟県第4選挙区支部長(前三条市長)の国定勇人(くにさだいさと)です。 自分の思い、日々の活動、第4選挙区内の様々なこと、プライベートなことなどを徒然なるままに書き綴ってまいります。 気楽にお付き合い下さいませ。

2024年03月

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今回の対馬出張は窮屈な国会日程の合間を縫うようにして強行したため、前日の晩に福岡に入り、朝一番で対馬に上陸して駆け巡り、その日のうちに福岡経由で羽田に戻るという、なかなかハードな日程となってしまいました。

このため、対馬名物と言われるアナゴや「いりやき」、「とんちゃん」や「ろくべえ」などを一切口にすることができませんでした。

残念でなりません…

その代わりというわけではありませんが、前泊の福岡で名物の屋台だけは満喫することができました!

こういう、その土地ならではの食文化は本当に旅の醍醐味ですよね。

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今回の対馬出張では、海洋プラスチック漂着ゴミが思わぬ副産物を生み出している、そんな場面に出くわしました。

何と、日韓両国の学生が(日本の学生も全国各地から!)毎年対馬の地に集い、海岸清掃を行っているのです!

対馬海流の関係もあり、対馬西海岸に漂着する海洋プラスチックごみは韓国由来と中国由来が大宗を占めています(もちろん日本由来のものもあります)。

追加的なプラスチック汚染を防止していくためには、全ての人々がその発生源となり得ると謙虚な前提にまずは立つことが大事だと割り切り、対馬であれば、日中韓の老若男女に現状を知っていただくのが理想的なのですが、その意味でもこの取組は今は小さな一歩でも未来には無限の可能性が広がる大きな一歩です。

実際、こうした学生達の取組に感化され、昨年には、米韓両国の駐日大使(公使や総領事でも奇跡的ですが、大使閣下です!)が海岸清掃に参加されたとのこと!

それを聞いては私も黙って過ごすわけにはいきません。

三条市の誇るスポゴミW杯公式トングである永塚製作所「マジップ」を片手に日本国環境省を代表して参戦してきました。

今年の7月には、日米韓海ごみシンポジウムが開催されるとのことです。

環境省としても何らかの形でお手伝いできればと考えております!

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海洋プラスチック漂着ゴミと言っても様々な種類があります。

例えば、硬質か軟質か、色は何色か…

少なくとも、この硬軟の分別、色の分別を徹底しないと、リサイクルの用に供する品質に達することができず、単なる焼却等の処分となってしまい、資源循環はおろか、脱炭素的にも何ら貢献できなくなってしまいます…

しかしながら、少なくとも現状では、分別を徹底し、資源循環を実現する道筋を付けることは容易なものではありません。

単純なコスト比較だけでは、やむを得ず、焼却処分で済ます道を歩まざるを得ないからです。

社会的貢献と経済的価値に横たわるトレードオフの関係から、この海洋プラスチック漂着ゴミに係る資源循環は抜け出せずにいるのが現状なのです。

しかしっ!

この点、対馬市さんの環境負荷軽減に向けた執念は実に凄まじいものがあります。

現段階では、海洋プラスチック漂着ゴミの硬軟、色合いの分別は人海戦術に寄らざるを得ないのですが、この気の遠くなるような作業を11名もの職員さんを採用して取り組んでいるのだとか!

失礼ながら人口2万7千人に満たない市役所で11名もの職員さんを如何なる雇用形態といえども割くなんて、市長経験者の感覚としては尋常な覚悟ではできないことなんです。

この努力の甲斐もあって分別、破砕したプラスチックチップは資源循環型企業に買い取ってもらえているんだそうです。

ただ根源的な問題はどうやって持続可能性を手に入れていくのかということです。

コストを軽減する方策と高値で買い取ってもらう方策の合わせ技を具体的にどのように構築していくのか…

環境省に課せられた宿題も重いものがありますが、何とか克服して、新しい経済市場を切り拓き、災い転じて福と為すの対馬モデルとしたいと思います。


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先日、環境大臣政務官として、対馬に公務出張してまいりました。

出張の目的は、近年更に深刻化している海洋プラスチック漂着物の現況をこの目で確かめるとともに、その回収、分別、処理を最前線で取り組んでいただいている対馬市さんと意見交換するためです。

今回の出張は政務官としての公務は受け身であることを旨としたい私にとっては珍しく自ら申し出たものでした。

何故ならば、昨年のG7広島サミットにおいて「2040年までに追加的なプラスチック汚染をゼロにする」という極めて野心的な目標に合意をし、本年中にはプラスチック汚染に関する法的拘束力のある国際文書(条約)の策定作業を終わらせるという国際的にも正念場を迎えている今こそ、我が国における海洋プラスチック漂着物の象徴の場ともいうべき対馬の現況を何としてもこの目で確かめたかったからです。

それにしても、何故対馬なのか⁉︎

これには海流の影響があります。

日本海には対馬海流が流れ込むのですが、その入口に蓋をするような形で横たわっているのが対馬であり、この対馬の西海岸が日本海に流入しかねない海洋プラスチックごみの防波堤の役割を図らずも果たしてしまっているからです。

実際のところ、環境省が持つ海岸漂着物等地域対策推進事業費補助金の実に1割以上を対馬市さんに活用いただかなければならない状況となっております。

さて…

初めて訪れた対馬の西海岸は想像以上でした。

対馬の地形の性格上、海岸への取付道路が非常に少ない上、鹿の増殖による土砂崩れによる当該道路の機能不全が重なり、海洋プラスチック漂着物の回収が困難となっている様子など、やはり百聞は一見に如かずの状況で思わず天を仰ぎたくなります…

でも、天を仰いでいるだけでは何も始まりません。

幸いなことに、比田勝市長さんを始めとする対馬市の皆さんがこの海洋プラスチック漂着ゴミ対策に意欲的に取り組んでいただいております!

環境省も益々寄り添って全面支援していかなければなりませんが、現在対馬市さんが取り組んでいる幾つかを今後数日間順次紹介していきたいと思います。

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先日、弥彦村さんの自動運転バス「ミコぴょん号」に試乗してまいりました(試乗に際しては、本間村長さんを始めとする関係者の皆さんに大変お世話になりました。本当にありがとうございました)。

実証実験を行っている現段階での本取組の自動運転レベルは「ドライバーによる監視付の自動運転」に相当するレベル2段階で、政府が目指す「完全自動運転」のレベル4には達しておりませんが、政府が当座の目標としている「令和9年度までに100ヶ所の地域で自動運転移動サービスの実現」に弥彦村は既に大きく貢献しているだけでなく、通年運行を既に実現している弥彦村は最先端地域10ヶ所の一角を占めるほどの存在と化しております。

と、定型的に現況を書き綴ってみましたが、実際に試乗してみると、弥彦村さんがかなり意識的に、抑制的に敢えてレベル2からのスタートを模索したことが窺えます。

何故ならば、弥彦村さんが「自動運転というこれまで体感したことのない新たなサービスを利用する際に生ずるユーザーの不安感」の払拭に相当気を配っていることが随所に見受けられるからです。

その最たるものが運転補助員の存在。

やはり運転手がいない乗りものに自らの身体を委ねることには抵抗を覚えます。

例えば、信号のある交差点への進入。

完全自動運転であれば目に見える形での運転操作は行われませんが、それではまだまだ自動運転に馴れない利用者は不安を覚えてしまいます。

そこを弥彦村さんはレベル2段階であることを逆手に取り、信号のある交差点では必ず運転補助員が運転操作をすることで、その心理的ハードルを下げることに努めているのです。

もちろん、最高の不安解消手段であるコミュニケーションも運転補助員の存在があってこそ!

これぞ、デジタルとアナログの最適な組合せ!

観光地でもある弥彦村さんにとっては無限の可能性を有する新たな交通手段です。

これからもお手伝いさせていただきながら、夢の実現に参画できればと考えております。

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