いわゆる「政治とカネ」が世間の関心事となって以降、地元では、地元紙にかなりの紙面を割いてインタビュー記事を掲載していただいたほか(取材いただいた三條新聞さんには感謝感謝です)、有権者との対面の場でも極力(具体的には来賓として招いていただくような政治的発言がしにくい場以外は全て)本件についてお話をするように努めております。
幸い、この問題が顕在化する前から地元で段取っていた会合の多くは、比較的長い時間を割いているだけではなく、ごく少人数の、しかも徹底した対話型、双方向型(しかも堅苦しくない形で…)であったため、自分自身が責任を持って言及することができる自分自身の「政治とカネ」に纏わる現状を具体的な数字を以って説明することができ、その結果、お話をした多くの方々には感情はともかく事実関係としてはご理解いただいたものと受け止めております、少なくとも2週間くらい前までは…
ところが、ここ最近となると、自民党に対する(そして、政治とカネに関して政治資金規正法に則り適正に処理してきた、疑念を抱かれる行為を一切していない、そんな私自身に対する)不信感は一段と底が抜けた印象を抱いています。
先日も、これまでも支援いただいている、かなり親しい方々に、どんなに具体的な数字を以って私自身のことを説明しても、「またまた〜、そうは言っても裏でキチンと受け取っているんでしょう、カネを〜」と柔らかい表情ながらも最後まで納得していただいた様子がない、そんな場面に出会いました。
ここまでではなくとも、私自身のことに関してでさえも、お相手いただく皆さまの表情に納得感が消えつつあります。
まして、自民党全体に対する評価であれば…
おそらく、この背筋が凍る場面を全ての自民党所属の国会議員は経験しているのではないでしょうか。
この問題が顕在化した時から分かっていることではありますが、私たち個々人が改めて身を律する程度で信頼関係が取り戻せる話ではありません。
自民党における議論の集約の場には同期からも参画する機会を与えられておりますが、政治刷新本部の議論を加速、深化するだけではなく、目に見える抜本的変化を示さなければ、政治遂行の大前提となる有権者との信頼関係の再構築は夢のまた夢と化してしまうことでしょう。
組織として1日も早く具現化していかなければなりません。
私自身が打つことのできる手数は限られておりますが、そのような想いを胸に秘め、とにかく地元有権者との直接対話だけは最優先に続けてまいります。