この地に尽くす!〜国定勇人(くにさだいさと)の日記〜

自由民主党新潟県第4選挙区支部長(前三条市長)の国定勇人(くにさだいさと)です。 自分の思い、日々の活動、第4選挙区内の様々なこと、プライベートなことなどを徒然なるままに書き綴ってまいります。 気楽にお付き合い下さいませ。

2022年07月

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佐渡金山の世界文化遺産登録を巡る今回の不手際について…

今日午前中に開催された自民党の合同会議に出席できなかったので、私が持ち得ている情報は報道ベースにしか過ぎませんが、議員連盟の細田事務局長や佐藤外交部会長の憤りの発言から察するに、恐らく政府内部による「大チョンボ」(佐藤部会長)が端緒だったことだけは確からしいことなのではないでしょうか…

もちろん、だからといって、政治サイドに責任がないと申し上げるつもりもありませんし、私自身が本件に関する情報を満足に揃えきれていない中、評論家の如く批評するつもりも毛頭ありません。

ただ、今回の事態を受けて、報連相はつくづく大切なんだなぁ…と自戒の念を込めて改めて感じた次第であります。

「仕事は握り続けるな」「仕事を一人で抱えるな」「悪い情報であればあるほど速やかに報連相を行い、情報共有を図れ」

これらは若かりし日から上司に散々言われてきたことですし、上に立つ立場となってからは常々言い続けてきたことです。

仕事を抱え込んで、結果的に良かった試しなど、一度もありません。

この普遍的原則を今回も貫いていれば事態はもっと好転していたはず…と思わずにはいられませんし、忸怩たる想いが込み上げます。

そして、報連相のもう一つの真理…

それは、報連相はそれを行う者(総じて部下や担当者が多いです…)の罪を軽減する方向のみに作用するということ。

報連相をした瞬間、責任の所在は報連相を受けた相手(総じて上司や最終責任者)に移るからです。

今回の事案で、市長時代に起こった様々な不始末を思わず思い起こし、何で早く報連相をしなかったのだろう…と、今はただひたすら自責の念に駆られているであろう、報連相を怠ってしまった誰かに思いを馳せるばかりです。

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ウクライナ人青年ニキタ君の受入れまでの続きを…

前回も触れたとおり、日本国政府、そして日本側の受入れ体制には問題がない…どころか、かなり柔軟に対応していることが確認できました。

となると、最大の難題は、ニキタ君をどうやってウクライナから出国させるのか…というウクライナの内政に関する課題でした。

そこで、ニキタ君の指摘を受け、日本の外務省が見つけてくれたのが「高等教育機関の留学生(聴講生を含む)は成年男子であっても出国が許可される」というウクライナの出入国管理庁の通達でした。

ご存知のとおり、ウクライナ政府は現在兵役を課す等の理由から、成年男子の出国を原則禁止しております(実際、今回のニキタ君の受入れに全身全霊を傾けた鈴木さんは他のウクライナ人青年の出国支援もしているのですが、その最中に戦地に送られてしまった出国希望の青年もいたとのこと…)。

そんな中での一縷の望みがこの通達でした。

我が国の外務省経由で駐日ウクライナ大使館に問い合わせても、その存在すら知らないと言い放たれるほどの小さな小さな可能性ではありましたが、この可能性に賭けるほかありません。

そんな折、偶然にも打ち出されたのが「ウクライナ避難民を聴講生として受け入れる」との三条市立大学の声明でした!

何という絶妙なタイミング!

早速シャハリアル学長に連絡を取り、聴講許可証の発行をお願いしました。

どうやら本声明は日本に入国したウクライナ避難民を対象とすることを想定していたようなのですが、「この聴講許可証の発行こそが1人のウクライナ人青年の命を救うことになる」と申し上げたところ、シャハリアル学長は、彼がウクライナ国内に留まっている状態であるにも関わらず、全てを受け入れて発行手続きを進めてくれたのです。

まさに命の聴講許可証といったところですね。

というわけで聴講許可証も発行されてメデタシメデタシと言いたいところですが、そう簡単に国境線を跨がせてくれるほど甘いものではありませんでした…

どんな困難が待ち受けていたのか…

それはまたいずれ…

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これまで内輪の会合では申し上げてきたのですが、今朝の新潟日報で記事になったようですので、その見出し「普通交付税、10億円増へ〜除排雪経費分、国が算定を見直し〜」について触れてみたいと思います。

この件については、年初から、佐藤信秋参議院議員、そして新潟市に選挙区がある私を含めた4人の衆議院議員が、新潟市議会議員さんの後押しを受け、中原新潟市長さんや担当市職員さんとともに一致団結して、交付税制度を所管する総務省と話し合いを重ねながら進めてまいりました。

本件の難易度の高さは、地方財政措置でも特別交付税関係の一時的な政策誘導的なものではなく、普通交付税関係の、より本質的で恒久的な算定そのものに対する見直しを必要としたところにありました。

従来であれば、ケンモホロロに陥りかねなかった本件の唯一の救いは、今年が算定の肝である「級地」の見直しの年であったこと!

ただ、総務省には総務省なりの理屈があり、その理屈を崩すのは容易いものではありません。

そこで、他の政令市との比較に終始していた説明資料に、少雪であったとしても普通交付税のみでは賄いきれず、10億円相当規模の(普通交付税を除く)一般財源を投入しなければならない、他の除排雪対応市町村よりも劣悪な環境に置かれている実態を加えるといった制度運用上の不整合を分かりやすく組み込むなど、私たちもかなり具体的に参画しながら取り組んでまいりました。

その結果!

冒頭のような実益を確保できた次第であります。

実際には随分と前に決着していたため、自分の中では勝手に旧聞に属する事柄となっておりましたが、関係された全ての皆様に心から感謝申し上げます。

さて…

少なくとも本件に限って申し上げることができるのは、本件の決着に至るまでの過程には一切野党の国会議員は関与していないということです。

「級地」という言葉すら、そして本年が級地の見直しに当たっていたことすら、今日の新潟日報の紙面を開くまでご存知なかったことでしょう。

厳しい言い方かもしれませんが、これが現実です。

この容赦ない、政権与党の国会議員と野党議員の埋めがたい差こそが現実です。

まだまだ乗り越えなければならない課題の多い新潟県では、私たち政権与党の国会議員が益々襟を正して、この地に尽くしていかなければなりません。

引き続き、課題解決のため、明日のこの地を切り拓くため、力を尽くしてまいります!

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今日は7月26日。

先の参院選で当選された方々が本日より晴れて参議院議員となります。

従いまして、本日から「時の人」小林一大は「参議院議員」小林一大となります。

ということで、参院選の振り返りも今日が最終回。

選挙は「街頭演説」「総決起集会」など、多くの方々にご参加いただくハレの場がとかく注目されますが、選挙に強い先輩議員に話を伺うと、異口同音にアドバイスをいただくのが「(公示前は特に)いかに地道に地域に分け入るか」、とかく他の方の選挙においては「候補者がいない時に、いかに細かく地域に分け入るか」というケの重要性です。

どれだけ、小林一大参議院議員の選挙に貢献できたかは分かりませんが、時間の許す限り、地域に分け入ることができたとだけは自分の目を見ても言い切ることができます。

と同時に、他の方の選挙を一生懸命にやることは決して候補者本人のためだけに資するものではありません。

まさに「情けは人の為ならず」。

今、有権者や企業の皆様が感じ取られている様々なものを直接聞き取る絶好の機会でもあり、それは取りも直さず私自身への大切な糧となりました。

さて…

まだまだ、参院選後のご挨拶は続きますが、今日は珍しく東京で幾つかの仕事を…

頑張ってまいります!

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昨日、三条市図書館等複合施設「まちやま」がオープンを致しました。

私が三条市長時代に手掛けた公共施設の最後のものとなります。

滝沢市長の温かい心遣いにより祝辞を申し述べる機会をいただきましたが、これまでの様々な軌跡が頭の中を交錯し、「万感の思いでこの場に立っております」としか申し上げることができませんでした。

地元の方々の想いを痛いほど感じながらも、今を生きる子供達、そして未来にこの地に生まれてくるであろう子供達の教育環境を守り育てるためにも、全校生徒80人余で今後の増加も見込めず、耐震基準がアウトの三条小学校を閉校する決断をしたこと…

三条小学校の閉校で失われてしまう地域の活力を維持するため、このまちの中心部に市民の方々の滞留空間を創出するだけではなく、子供達の声そのものがこの地からなくなることがないよう、市内小中学校の児童生徒がものづくりのDNAを学校教育として受け継ぐ理解教育センターを併設するといった工夫を随所に凝らしたこと…

「まちやま」だけでなく、周辺の様々な核となる場との有機的連携をより確かなものにするため、ハード整備よりもソフト環境の創出に、エネルギーを注いだこと…

こうしたことがどれだけ具体的にカタチとなって表れてくるのかはもう少し時間が必要となりますが、少なくとも誠心誠意取り組んできたつもりです。

でも、これでようやく完全に滝沢市長にバトンタッチできたかな…

完全なる独りよがりですが、三条市長としての肩の荷が下りた気がしております。

そんな「万感な想い」の、個人的にはケジメを付けることのできた画期の日となりました。

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「まちやま」に先立つこと数年前に完成した公共施設「ステージえんがわ」も、公共施設内カフェにも関わらずミシュランのビブグルマンを獲得している「スパイス研究所」がリニューアル!

何と毎日朝7時からのオープンとなりました。

こちらもかねてから、高齢者単身世帯が急増するこの地において「孤食」からの解放を何とかサポートできる環境を整えたいと、アジアでは日常光景と化している朝からの外食を選択肢の1つとして提供すべく試行的に「マルシェで朝ごはん」を月数度の頻度で進めてまいりましたが、いよいよ新たな大きな一歩を踏み出すこととなりました!

三条小学校区の日常生活がより良き方向に変わり、それが街の風景に滲み出る日が早く実現することを心待ちにしています。

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