2020年10月
加茂市、田上町の家庭ゴミの処理を如何にせむ…
加茂市内、田上町内を訪ね歩いていると、三条市から眺めていた以上に、老朽化したゴミ焼却場の行く末を心配されている声を多く伺います。
この課題については、このゴミ焼却場を管理している藤田加茂市長さん、佐野田上町長さんが中心となって今まさに検討がなされているところですが、①近隣市町村のゴミ焼却場に委託する形での分散処理、②新施設整備による現行処理(現地建替or移転建替)、といった解決策(これが全ての解決策の案というわけではありませんので、念のため…)から、最善解を導き出すためには、20年といった長期にわたるトータルコストの比較が不可欠となってきます。
この比較を行うときに重要となるのが、新施設を整備すると仮定したときの建設費用のうち、加茂市、田上町から捻出しなければならない自主財源分を如何に低く抑えることができるのかということ…
この検討に当たっては、一番有利な補助金の種類(補助率や補助限度額から選定)のみならず、「補助裏(建設費用から補助金を差し引いた額)」に対する有利な地方財政措置(地方債を発行する際の起債充当率、交付税算入率から有利な地方債を探す必要があるのですが、この点については改めて…)を探し出す必要があるのですが、こればかりはやはり担当省庁とコミュニケーションを取ることのできる政権与党の国会議員が必要となります。
いつ何時、致命的な故障をするかもしれない時期に差し掛かっているこのゴミ焼却場を眺めながら、或いは藤田市長、佐野町長とこの問題について直接意見交換をしながら、必ずお役に立ちたいと誓いを新たにしているところです。
これにて全てに区切り!
新津、大鹿の交差点から。
先週1週間、朝の街頭場所として選んだのは、秋葉区新津エリアにある大鹿交差点。
新津は皆さんご存知のとおり鉄道の街であり、鉄路の要衝です。
鉄路の要衝の地位を獲得できたということは即ち、新津は元来地の利を得た街であり、それは自動車交通にも当てはまるはずなのですが…
ここ大鹿交差点は本来ならば、南北を貫く国道403号線と東西を横断する国道460号線の交通結節点、道路の要衝としての地位が与えられるべき交差点なのですが、現時点では十分な機能が付与されておりません。
というのも、国道460号線がこの地図のように大鹿交差点(「ココ」と書いている場所)から先が整備されていないがために、直進して臼井橋に向かうことが許されず、一旦左折して国道403号線と共用することを余儀なくされているからです(黄色いルート)。
しかも、古田交差点で国道403号線と別れ、右折した先は歩道もままならない狭隘区間であり、しかも近隣には小学校と中学校があり、登下校をする児童生徒にとっても、クルマを運転する大人にとっても気の抜けない危険箇所となっております。
ここで、大鹿交差点と臼井橋とを繋ぐバイパス道路(赤いルート)が実現できれば、日常生活を送る上での子供たちの安全が確保され、或いは毎日通勤に利用するドライバーさんのストレスが軽減されるだけでなく、大鹿交差点が真の意味での道路の要衝としての地位を獲得し、物流の拠点としての相対的価値が上昇するはず!
それは企業進出の動機付けにも直結します。
まさに、一石二鳥の国道460号線バイパス化構想!
そんな想いを胸に秘めながら、街頭からご挨拶をさせていただきました。
「この地に尽くす!」に込めた想い
国政選挙に臨むに当たり、自分の政治信条或いは政治家としての立ち位置とは何か?ということを改めて自分自身に問い直し、比較的スムーズに出てきた答えが「この地に尽くす!」というシンプルなものでした。
このシンプルな政治的スタンスを聞いて、「代議士とは天下国家を論ずるものだ」「外交や防衛、金融政策を含むマクロ経済対策といった国レベルでなければ携わることのできない分野にこそ、代議士は取り組むべきだ」と違和感を覚えた方々もいらっしゃるかもしれません。
たしかにそうなのかもしれませんし、私自身、そうした分野に無関心であり続けようとも、避け続けようとも思っているわけではありません。
しかしながら他方で、私は三条市長を約14年務めた中で、①高度経済成長期から安定経済成長期へと移行して幾久しい我が国においては、それに合わせて東京一極集中型から地方分散型に更に加速度的に移行すべき(高度経済成長期においてあらゆる資源を地方から東京へと集中させることは止むを得ない面がありましたが、それは四半世紀も前に終焉を迎えているのです)、②ただし、その方法は東京から地方に資源を単に移転する形を取るのではなく、日本国内のあらゆる地域がそれぞれ持つ歴史、文化、資源に磨きを掛ける形でそれぞれの地域のみが持つことのできる独占的価値を創造する形を取ることによるべき(この結果、我が国には地域それぞれの多様性も生まれ、しなやかでタフな安定経済成長期に相応しい国家構造(江戸三百諸侯によって地域色が花開いた江戸時代の日本、或いは現代ヨーロッパのようなイメージ)が実現できます)、③少なくとも、新潟では、もっと具体的な地域のまとまりで申し上げれば、横越、亀田、新津、小須戸、白根、田上、加茂、三条、栄、下田、見附(、今町)、中之島、栃尾の各地域では、そうした上記②の手法でまだまだ他の地域、他の国にはない独占的価値を創造する伸びしろがあるのは必至であるため、ハード、ソフト両面にわたる政策群をすぐにでも整え、展開すべき(いささかの自負心を込めて言えば、三条、栄、下田の各地域はこの14年間に及ぶ取組の中で独占的価値を生み出し始めております)、と心底感じるようになりました。
だからこその「この地に尽くす!」。
それぞれの地域が持っている潜在可能性を引き出し、それを現実のものにしていく。
「潜在」から「顕在」へと化けさせるこのお手伝いを私はしたいと思いを定めました。
では、「この地に尽くす!」の担い手に相応しいと思えるかもしれない首長の道ではなく、国政に挑戦することとしたのか…
これについては改めて書き綴りたいと思います。
(「この地に尽くす!」の政治的スタンスの中には、子育て、教育、医療、福祉といった独占的価値の創造とは異なる分野のもの、或いは独占的価値の創造を効果的に生み出す都市基盤の整備ももちろん含まれますが、これについても改めて書き綴るつもりです)