先週の岸田総理の被災地視察の際、「河川区域内の土砂浚渫や高低木除去、除草といった日頃からの維持管理がどれだけ災害度合いを軽減させることに貢献しているかということを理解していただきたい」と知事や市長さん、村長さんや区長さんが異口同音に岸田総理に訴えられていたのが印象的でしたが、維持管理は防災上も極めて重要な要素であります。
どころか、維持管理は景観保全にも大きく貢献するだけでなく、親水空間の創出にも直結するので、多面的にプラスに寄与することは、もはや論を待たないところであります。
にも関わらず、こうして声高に維持管理の必要性を全国各地で継続的に唱え続けなければならないのか…
答えは実にシンプル。
維持管理には人々(官民問わず、とにかく「人々」)の弛まぬ不断の取組が必要不可欠だからです。
写真は加茂市内を流れる加茂川。
同じ地点での同じ日時での左右両岸を撮影したものです。
右岸はタイトルの「小鳥さえずる小川と私」さんが維持管理していただいております。
と簡単に書きましたが、何と僅か4人のメンバーが1日も欠かすことなく毎日‼︎!、草取りをしているのだとか!
しかも例えば、堤防の法面は、時にはロープを使い、時には機械除草も自分達でやった上で!
これだけの労力を懸けて漸くこの素晴らしい親水空間を維持しているのです(ちなみに、このチームの素晴らしさはネーミングセンスもさることながら、カッコいいホームページをフリーサイトで立ち上げ、情報発信もしていること!是非覗いてみてくださいませ)。
と書いてしまうと、「自分達には無理じゃないか」と思われてしまっても致し方ありません…
このハードルの高さを機械力と組織力を組み合わせて、自分達仕様に融通無碍に変化させるシステムを構築していくのが私たち政治家の出番だと思っております。
今度、国土交通省の水管理・国土保全局の皆さんとこの最適解探しに取り組んでみたいと思います。