
新局舎に引き継がれる七谷郵便局が位置する七谷地区は、数年前に唯一のスーパー機能を果たしていた農協さんの直売所がなくなり、今後5年を目処に小学校も中学校も閉校を迎えます。
このように次々と地域の拠点が撤退する中、七谷郵便局のリニューアル移転オープンは地域の希望であり、まさに「最後の砦」となっております。
新局舎建設に当たっては地権者の方から「郵便局ならば」と土地を譲っていただいたようです。
この地域の期待は単なるハコモノに依拠しているわけではありません。
局長さんや局員さんの地域への地道で息の長い参画が地域の皆様の信頼を勝ち取り、「地域の最後の砦」としての期待値の相対的な高まりに繋がっているのは論を待ちません。
他方、これらは局長さんや局員さんのボランティア精神に専ら頼り切ってしまっているのが現状で、このままでは疲弊を余儀なくされ、永続的に担保される保障はどこにもありません。
それを打破するため、郵便局に新たな法律的任務を付与し、その代わり、郵便局ネットワークの維持に新たな交付金制度を創設することなどを内容とする郵政関連法改正法案を先の通常国会に公明党さん、国民民主党さんとともに提出したのですが、他の野党さんが同調しないため継続審議となっているのが現状です。
ここは党利党略を言っている場合ではないんだけどなぁ…という思いはグッと堪えて、成立に向け引き続き力を尽くしていきます。


