
三条市長時代にライフワークの如く取り組んでいた水害サミット。
被災経験市町村長が互いに考えを披露し合い、今後に活かすことのできる方策を共有、或いは紡ぎ出す場として機能している水害サミットなのですが、今回は河川行政を担当している政務官として、中野大臣とともに出席させていただきました。
久々の参加となりましたが、私が代表世話人を仰せつかっていたときよりも、更に進化しているな…というのが率直な感想であります。
とりわけ、事前防災に対する認識が随分定着していたり、ワンコイン浸水センサーなどの新たな技術導入への共通理解が進んでいたりしていたのが印象的でした。
ただ一方で、避難困難者1人ひとりへのアプローチの難しさ、永遠のテーマというべき「人を如何に避難させるか(行動変容を引き起こすか)」への挑戦、については、課題認識は相当程度広がりを見せていた一方、未だ決定的な解決策を見出し切れていない様子でもありました。
でも、こうして自らの被災経験を未被災の地域の首長さんに伝えるべく奮闘している首長さんを見ていると、応援したくなります。
実に、久々の原点回帰できる貴重な経験となりました。