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今回の関越道の立ち往生は全国的なニュースとなりました。

不幸にも立ち往生に巻き込まれてしまった方々には、言葉の掛けようもありません。

私の知り合いも今回の立ち往生に巻き込まれ、一昼夜閉じ込められてしまいましたが、まずは無事救出されたことにホッとしているところです。

ところで、ネットニュースを拝見していると、NEXCO東日本の対応が相当批判されているようですが、もし彼らの言うように、早めに通行止めの措置がなされ、一般道に誘導されていたら、本当に今回のような事態に陥ることを回避できたのでしょうか?

私は既に公職を離れ、今回の事態に関して、ネット情報以上の情報を持ち合わせておりませんが、それでも私はそうは思いません。

どころか、事態はもっと複雑化し、深刻化していたのではないかと考えます。

何故ならば、私たちは約5年前、それを経験しているからです。

あのときは、NEXCO東日本が一般道の道路管理者に一切の連絡を入れることなく、北陸道を通行止めにし、高速道路を通行していた車両を一般道に誘導したことが悪夢の始まりでした。

高速道路を走るトラックの中には冬タイヤ装着規制が掛かっていても普通タイヤで走行するものが少なからずいるようで、高速道路ではある程度の速度を維持できれば自らの重量で何とか走行できても、高速道路よりも勾配がきつい箇所が断続的に存在し、信号によって停止と発車を繰り返す一般道ではスタックする可能性が著しく高まります。

加えて、インターチェンジでしかクルマの流入がない単純な構造の高速道路と異なり、一般道では、交差点ごとに、その土地その土地の生活道路が流れ込み、一旦主要一般道が立ち往生で麻痺してしまうと、毛細血管のような生活道路も直ちに麻痺し、その除却には、高速道路とは比較にならない複雑なオペレーションを必要となり、時間と労力を途方もなく投下しなければならなくなります。

実際、生活道路も麻痺してしまった5年前の三条市では、普段なら20分くらいで行き来できた区間が10時間以上もかかる事態に陥り、その解消に、国、県、市が地元の建設業者さんとともに、途方もない時間と労力を費やしたことを今でも忘れることができません。

今回は、あのときの反省を踏まえてシステム化したNEXCO東日本と一般道の道路管理者との連絡調整メカニズムが働いていたはず…

もし、機能していなければそれはそれで問題ですが、いかなる理由であれ、降雪エリアで一般道に拙速に誘導するような通行止めをしなかったのは、結果的にはより事態を深刻化せずに済み良かったと思います(しかし、今回批判的な記事を書いている記者さん達は5年前のことを経験しているのかしら?経験していれば、ああいう記事にはならないはずだと思うのですが…それとも、私が批判するに足る何か重要な情報をインプットできていないのかな⁉︎)。

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あとはスタック車両の除却方法の確立ですね…ではなく!普通タイヤで雪国に乗り込まないこと!


たった一台の「まぁ何とかなるさ」の油断がこうした事態を引き起こすのですぞっ!

それを肝に銘じ、雪国にいらっしゃいませ。

この当たり前の雪国のルールを守って下さる全ての皆さまを私たちは喜んでお迎え申し上げます(但し、新型コロナウィルス感染症に係る警報が新潟県より発出されております。予めご覧頂ければ幸いです)