
今年も新潟に白鳥が飛来して数週間。
三条市内では、下田郷の「白鳥の郷公苑」だけでなく、最近では上の写真のように五十嵐川の遊水池に飛来するようになりました。
でも、新潟県に住んでいらっしゃる方は当たり前と感じていると思いますが、白鳥達は決して飛来地に留まることなどあるわけもなく…昼間は餌を啄みに、越後平野のあちらこちらに飛び立ってしまいます。
というわけで、白鳥観察の際は朝夕を狙うことをおススメします…

ついでに…
白鳥は遥かシベリアを超えて、その距離からすれば針の穴のような存在にしか過ぎない新潟の地に飛来するのか、ご存知ですか?
たまたま、私の親類に長年鳥の生態を研究している方がいらっしゃって(かつて、紅白歌合戦の紅白勝負を決する際に双眼鏡でカウントする恒例行事がありましたが、それを最初に提案し、実践した方です…)、あくまで彼から聞いた話によれば…ということなのですが…
渡り鳥には行き先の方向と距離が遺伝でインプットされているそうで、とある渡り鳥を捕まえて東西方向に平行移動してリリースすると、ものの見事に、東西方向の同距離のズレが飛来地点に生じるそうで…
まさに、神秘ですな!
そんな知識をもちながら白鳥を眺めると、風景が変わりますよ!