IMG_9694

海洋プラスチック漂着ゴミと言っても様々な種類があります。

例えば、硬質か軟質か、色は何色か…

少なくとも、この硬軟の分別、色の分別を徹底しないと、リサイクルの用に供する品質に達することができず、単なる焼却等の処分となってしまい、資源循環はおろか、脱炭素的にも何ら貢献できなくなってしまいます…

しかしながら、少なくとも現状では、分別を徹底し、資源循環を実現する道筋を付けることは容易なものではありません。

単純なコスト比較だけでは、やむを得ず、焼却処分で済ます道を歩まざるを得ないからです。

社会的貢献と経済的価値に横たわるトレードオフの関係から、この海洋プラスチック漂着ゴミに係る資源循環は抜け出せずにいるのが現状なのです。

しかしっ!

この点、対馬市さんの環境負荷軽減に向けた執念は実に凄まじいものがあります。

現段階では、海洋プラスチック漂着ゴミの硬軟、色合いの分別は人海戦術に寄らざるを得ないのですが、この気の遠くなるような作業を11名もの職員さんを採用して取り組んでいるのだとか!

失礼ながら人口2万7千人に満たない市役所で11名もの職員さんを如何なる雇用形態といえども割くなんて、市長経験者の感覚としては尋常な覚悟ではできないことなんです。

この努力の甲斐もあって分別、破砕したプラスチックチップは資源循環型企業に買い取ってもらえているんだそうです。

ただ根源的な問題はどうやって持続可能性を手に入れていくのかということです。

コストを軽減する方策と高値で買い取ってもらう方策の合わせ技を具体的にどのように構築していくのか…

環境省に課せられた宿題も重いものがありますが、何とか克服して、新しい経済市場を切り拓き、災い転じて福と為すの対馬モデルとしたいと思います。