
先日、三条市にある五十嵐川漁協さんの人工孵化場に初めてお邪魔してきました。
採捕から採卵、受精に検卵、放流に至るまでの一連の流れを伺ってきたのですが、実に繊細で大変な作業の連続であることに今更ながら気付かされました。
特に、水温管理と酸素量確保、それに伴うエネルギー投入量の多さ(=固定コスト)に代表される内水面漁協が抱える経営環境の難しさは何と言ったら宜しいのか…
とりわけ五十嵐川漁協さんが利用している地下水は、7.29水害に伴う河川改修工事を境に3度(‼︎)も水温が上がったのだとか!
これにより、水温を適温に下げるための追加的なコストがかかっているようです。
今回は時間切れのため課題の全てを拝聴する時間がありませんでしたが、また機会を見つけて、まずは課題を共有していきたいとと思います(ちなみに、現時点では、今年は遡上の少なかった昨年よりも更に遥かに少ないとのこと。これからの遡上ピークに向かって例年並みに戻ることを祈るばかりです)。