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体制も一新された今年の「燕三条工場の祭典」でありますが、国内外のお客様から数多くお越しいただき、例年同様ご満足いただけたようで何よりです。

でも、「燕三条工場の祭典」の4日間が盛り上がれば盛り上がるほど、「燕三条工場の祭典」期間外の361日の産業観光をどうするのかという課題が浮き彫りとなります。

燕三条地域にとっての産業観光の強みは工場見学にあるのですが、幸いなことに、「燕三条工場の祭典」期間外の361日のうち平日については例えば、諏訪田製作所さん、マルナオさん、マルト長谷川さん、藤次郎さんや玉川堂さんなどが工場見学ルートを整備いただき、燕三条地域の匠の技を堪能いただくことが可能となったのですが、観光目的の人々が行き交う土日祝となると実に心許ない状態が続いております。

ただ、それは仕方のないこと…

産業観光はあくまで産業の上に成り立っているので、通常の工場にとって生産活動が行われない土日祝は即ち工場見学が行われないからです。

でも、燕三条地域はタダでは転ばない!

この現状を打破すべく救世主が現れたのです。

それがミノル製作所さん。

このミノル製作所さん、何と今年から休業日を水木にズラし、土日を稼働日としたのです!

何たる発想!

しかも凄いのがこの提案が従業員の皆さんの総意によるもので、社長さんのトップダウンではなかったということ。

何なのですか、この燕三条スピリットは!

提案を受けた社長さんも素晴らしい、というか腹が据わっているというか…

この地域の産業カレンダーを大きく逸脱した大英断によって取引先との間でトラブルなどなかったのかなどなど根掘り葉掘り伺いましたが、総じて問題がないどころか、生産効率もかなり上昇したとのこと。

本当に目から鱗です…

これだから、燕三条地域から目が離せません!

誇りに思います。