この地に尽くす!〜国定勇人(くにさだいさと)の日記〜

自由民主党新潟県第4選挙区支部長(前三条市長)の国定勇人(くにさだいさと)です。 自分の思い、日々の活動、第4選挙区内の様々なこと、プライベートなことなどを徒然なるままに書き綴ってまいります。 気楽にお付き合い下さいませ。

2022年10月

IMG_6781

ものづくりのまち燕三条地域内の工場の扉が一斉に開き、国内外から訪れる方々にものづくりの世界観を五感で堪能いただくイベント「燕三条工場の祭典」が3年ぶりに通常に近い形で開催されました。

今年の「燕三条工場の祭典」の密かな試みの1つが来場者に専用アプリへの登録をお願いしたこと。

従来のイベントは、来場者と主催者との関係が一方向的であり、かつ当該期間だけの関係に留まっているというのが当たり前で、その結果、正確な来場者数の把握すら儘ならず、まして来場者の属性やどのような動線を辿ったのか(燕三条工場の祭典でいえば、1人ひとりがどの工場を訪れたのか)を把握することなど夢のまた夢であり、正直なところ、次の年に反省を活かそうにも主観による手探りな総括をせざるを得ない状態でありました。

ましていわんや、「燕三条工場の祭典」は「100円の包丁を嗜好する1万人の顧客」よりも「1万円の包丁を嗜好する100人の顧客」を追い求めるスタイルのため、両者の関係が双方向であればあるほどよく、その双方向の関係性が開催期間中に限らず永続的であればあるほど良いため、そうした関係性の構築がイベント創造当初からの悲願でもありました。

今回の専用アプリへの登録がそうした関係性構築の大きな一歩となり、「燕三条工場の祭典」が開催されない1年のうち360日以上の日々も「ものづくりのまち燕三条」に相応しい良質なコミュニティが本専用アプリを介して生まれていくことに大いなる期待を寄せているところです。

さて…

「燕三条工場の祭典」に関連して嬉しいニュースが!

世界3大デザイン賞の1つにドイツの「レッド・ドット・デザイン賞」というものがあるのですが、この度、「燕三条工場の祭典」がブランド&コミュニケーションデザイン部門の最優秀賞「ベスト・オブ・ベスト」を受賞しました!

今月末の授賞式では、全6部門の最優秀賞からグランプリが選ばれます。

もう、ここまで来たら、世界一を取ってしまいましょう!

乞う、ご期待!

IMG_6969

社会インフラ分野における新潟市秋葉区の一丁目一番地は何か?

衆院選に向けて活動を共にしてきた新潟市秋葉区選出の保守系4人の市議と議論を重ねて導き出された結果が国道403号、いわゆる新津バイパスの4車線化でした。

この新津バイパス、本当に渋滞するんです。

特に、平日の朝夕ラッシュ時と土日。

そして、この新津バイパス、本当に拡幅しやすいのです。

何故ならば、必要な用地買収は終わっているのですから。しかも、半世紀も前に…

これに着手しない術はありません。

私も今年2月の国会審議で、この新津バイパスを取り上げましたが、いよいよ機が熟しました。

先日、先行して4人の市議さん(阿部、栗原、林、東村の各市議さん)、そして国会日程で当日同席できなかった私が遅れて、本件要望を中原市長さんにさせていただき、かなり前向きな回答をいただいたと承知しております。

さぁ、機は熟しました!

半世紀に及ぶ悲願の実現に向け、更なる気運を高めてまいりましょう!

(それにしても、時間差要望、妙案です!東村市議のお手柄です!)

IMG_6472

田上町にある後藤大橋の交差点。

この一見何気ない交差点がNHKの全国ニュースで取り上げられました。

理由は交通事故のあまりの多さ。

交通量が決して多いとは言えないこの交差点が新潟県ワースト5に入る交通事故の多さなのです。

これまで、地元の渡邊町議を始め関係者が事故の再発防止に取り組み、私も衆議院議員就任後はその仲間に加わらせていただき、県警本部長への直接要望をお願いしたりしてまいりましたが、今般、県警さんと新潟県さんの方で、ハンプの設置など幾つかの対策を組み合わせた実証的取組を行っていただくこととなりました。

警察官人形を設置いただいた交通安全協会の皆さま方も含め、迅速に対応いただいたことに、心からの感謝を申し上げます。

にも関わらず、事故が残念ながら減ることはありません。

どころか、私たちの現場確認が終わった数日後にも交通事故が発生してしまいました。

これで、今年に入って15件目です。

確かに見通しの悪い交差点ですが、視覚的要素だけではこの件数の多さは説明が付きません。

最大の要因はカーナビの誘導にあると見ています(実際に警察への事情聴取では、事故者の多くが町外、県外の方々で、カーナビの指示により誘導されていた様子。近くに堤防の県道、国道のバイパスが走っているにも関わらずです)。

県警からは車載カーナビ搭載事業者に対して優先道路指定からの解除を要請しているところですが、問題はスマホの地図アプリです。

実際、私も自宅から新津まで、スマホの地図アプリでカーナビ設定すると、この町道、つまり生活道路の後藤大橋に誘導されてしまいます。

で、問題は、この業界がどこに問題解決のスイッチがあるのか分からない魑魅魍魎の世界(少なくとも私たちから見た世界では…)でありまして…

ここに衆議院議員である私の新たな出番ができたのかな⁉︎と自覚しながら、問題解決に向け、食い込んでいく所存です。

IMG_6399

昨日の国道289号八十里越区間の道路開削工事の現場視察の続きを…

今回の現場視察では、国土交通省長岡国道事務所長さんを始めとする事務所の皆さまからご案内を頂きました(通常、3桁国道は都道府県が実施主体となるのですが、昨日ご紹介したとおり、本区間は難所に継ぐ難所であるため、国土交通省が権限代行で直接的な事業主体となっております)。

とりわけ、本工事を担当されている三条国道出張所長さんからは直接説明をいただくなど、本当にお世話になりました。

本当にありがとうございました!

何よりも感激したのが、分かりやすく澱みない説明はもちろんのこと、隠しきれない現場への愛が随所で溢れ出ていたこと!

沢の水を道路の上を通す形で抜かす構造箇所などでは足取りが更に軽くなり、スキップを超えて、飛んで行ってしまうのではないかというくらいの高揚感を体全体で表すほどで、私たちまでも幸せになれました!

こんなに愛を持って臨んでいる仕事に出来の悪いものが生まれることは絶対にありません。

こんな素晴らしい所長を擁する国土交通省さんは幸せな役所だと思いますし、そうした作品を間もなく使うことのできる私たちも幸せ者です。

もちろん、現場で工事に携わっている方々も等しく現場への愛が満ち溢れていました(まさか、知り合いが現場責任者だったとは!という偶然の出会いも…)。

こんな八十里越ですが、普段はもちろん工事関係者以外、立入禁止です…

が、今月に限り、三条市が「八十里越体感バス」を運行して、その門戸を少しだけ開きます。

是非、今しか見られない八十里越区間の様子をその五感で味わってみて下さい!

IMG_6395

先月のこととなりますが、小林一大参議院議員とともに、国道289号八十里越区間の事業進捗を視察に行ってきました。

八十里越。

明治初めまでは越後と会津を結ぶ主要幹線路だった八十里越(明治以降は磐越西線、国道49号、そして磐越自動車道へと主要幹線路が移っていきました)。

幕末には戊辰戦争で再起を期し、長岡藩家老河井継之助公が戸板に乗せられながら越え、作家司馬遼太郎氏の人気小説「峠」のタイトルとなった八十里越。

「八里の道が八十里にも感じる」ことが語源の難所であった八十里越。

そんな八十里越を半世紀にもわたる工事を経て、明治以来の時空を超えて、もう間もなく再び、越後と会津が繋がろうとしています。

と、何気なく書きましたが、この八十里越区間、語源の通り、僅か32キロの区間の道路整備に事業着手以降実に半世紀以上の歳月が流れています。

それは何故か…

語源に触れた際に少し触れましたが、この区間は難所に継ぐ難所で、工事区間の約9割がトンネルや橋梁といった人工構造物で占められているからです(小林一大参議院議員と長岡国道事務所長の橋脚を見上げる仰角から見ても、1つひとつの人工構造物の規模の大きさを察して頂けると思います)。

それに加え、この区間は日本屈指の豪雪地帯なんです。

県境付近に至っては積雪深7〜8m近くになるほどですから、雪がなくなるのも当然遅くなり、1年間で工事に入れる期間は僅か半年ほど…

単純計算で通常区間の2倍の時間を要してしまいます。

更には度重なる災害による工法変更…

災害による地形変化から、より効率の悪い工法変更へと余儀なくされ、工事の場所によっては、世紀の大工事にも関わらず、「えっ⁉︎一般住宅用の重機ですか?」って聞き返してしまうほどの小さな重機で土砂や資材の運搬を余儀なくされ、それが工期設定のボトルネックになってしまうのです。

でも!

いよいよゴールが見えて来た感じ!

ご案内いただいた国土交通省の皆さん、ありがとうございました!

このページのトップヘ