
ものづくりのまち燕三条地域内の工場の扉が一斉に開き、国内外から訪れる方々にものづくりの世界観を五感で堪能いただくイベント「燕三条工場の祭典」が3年ぶりに通常に近い形で開催されました。
今年の「燕三条工場の祭典」の密かな試みの1つが来場者に専用アプリへの登録をお願いしたこと。
従来のイベントは、来場者と主催者との関係が一方向的であり、かつ当該期間だけの関係に留まっているというのが当たり前で、その結果、正確な来場者数の把握すら儘ならず、まして来場者の属性やどのような動線を辿ったのか(燕三条工場の祭典でいえば、1人ひとりがどの工場を訪れたのか)を把握することなど夢のまた夢であり、正直なところ、次の年に反省を活かそうにも主観による手探りな総括をせざるを得ない状態でありました。
ましていわんや、「燕三条工場の祭典」は「100円の包丁を嗜好する1万人の顧客」よりも「1万円の包丁を嗜好する100人の顧客」を追い求めるスタイルのため、両者の関係が双方向であればあるほどよく、その双方向の関係性が開催期間中に限らず永続的であればあるほど良いため、そうした関係性の構築がイベント創造当初からの悲願でもありました。
今回の専用アプリへの登録がそうした関係性構築の大きな一歩となり、「燕三条工場の祭典」が開催されない1年のうち360日以上の日々も「ものづくりのまち燕三条」に相応しい良質なコミュニティが本専用アプリを介して生まれていくことに大いなる期待を寄せているところです。
さて…
「燕三条工場の祭典」に関連して嬉しいニュースが!
世界3大デザイン賞の1つにドイツの「レッド・ドット・デザイン賞」というものがあるのですが、この度、「燕三条工場の祭典」がブランド&コミュニケーションデザイン部門の最優秀賞「ベスト・オブ・ベスト」を受賞しました!
今月末の授賞式では、全6部門の最優秀賞からグランプリが選ばれます。
もう、ここまで来たら、世界一を取ってしまいましょう!
乞う、ご期待!