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真庭市訪問の一番の目的は何と言っても銘建工業の中島社長さんにお会いして、直接お話を伺うことでした。

で、お会いした感想ですが、やっぱりスゴい!

物腰は本当に柔らかい方なのですが、それだけでは隠しきれない意思の強さと情熱の塊を感じるのです。

しかも、その意思の方向性が常に、①需要サイドと供給サイドの効用の最大化を限りなく図り、②ギリギリのところは需要サイド、つまり顧客のニーズに寄り添い切ろう、としており、異次元の懐の深さを感じるのです。

その極め付けが未利用材受入れの柔軟性でした。

木質バイオマス発電における燃料調達に当たっては、燃焼効率や発電所本体の機能維持を鑑みて、受入れに一定の制約を設けることがスタンダードです。

ところが、真庭市さんの木質バイオマス発電所は受入れ側の中島社長の英断で、枝葉や樹皮、竹という(竹については改めて淡路島訪問時に学んだ困難さを改めて触れたいと思います)、およそ通常では考えられない、正直受入れを断られて当然の未利用材に至るまで受け入れるばかりか、買取りまでするという大英断を下しているのです。

「発電所のスタッフには申し訳ないけど」と笑顔で語る中島社長の目に宿る、顧客の利便性の追求と燃料調達の安定性確保に向けた確固たる信念に心を打たれました。

やはり我が国の木質バイオマスの最先端を走る中島社長を始めとする真庭市さんの取組、百聞は一見に如かずでありました。

中島社長さん、ありがとうございました!(私が日頃大変お世話になっているタツミさんのこともご存知だったので親近感が湧き過ぎてしまい、随分と立ち入ったことを伺ってしまったかもしれません…)