昨日に続き、私が審査に参加させていただいた部門の中からもう1つだけ「にっぽんの宝物」を紹介したいと思います。
それは部門準グランプリに輝いた「十津川じびえ塾のジビエ」さん。
審査員による最終審査の際、昨日ご紹介した龍寿しさんのチラシ寿司とデッドヒートとなった十津川じびえ塾のジビエ料理ですが、味は抜群に美味しかった!
他のジビエ料理と比較して圧倒的な差が生ずるのは、ジビエレストランを運営しているオーナー家族が鹿などを仕留めた際、10分以内に徹底した血抜きを施しているから。
魚も釣り上げ直後に血抜き(魚の場合は更に神経抜き)するかしないかで味が変わると言われておりますが、考えてみれば、同じ生き物ですから原理は同じなのですよね。
ただ…
私が評価したのはこの美味しさだけではないのです。
今回エントリーされたオーナー家族は持続可能な環境を守るため、レストランの顧客を会員制にすることにより自ら捕獲するジビエの頭数を管理しているほか、捕獲した鳥獣を無駄なく使うため、革製品化など多面的活用に取り組むなど、生物多様性、資源循環への貢献にも資していることこそが最大の評価ポイントでありました(環境大臣政務官としては評価しないわけにはいきません!)。
ちなみに、オーナー家族の一員である娘さんが着ている着物もお父様が捕獲した鹿の皮から仕立てているとのこと。
成仏した鳥獣への愛もまた、応援したくなる要素です。
さて…
この日本大会は毎年開かれておりますし、エントリー自体が自分磨きの場となるように上手に組み立てられております。
我こそは!という貴方!
是非エントリーしてみませんか?
その先には素晴らしい世界が広がっておりますよ。