
昨日に続いて、特徴的な再生可能エネルギー発電施設への訪問の続きを…
霧島出張で九州電力さんの大霧地熱発電所に続いてお邪魔したのが霧島酒造さんの焼酎粕ボイラー&発電施設。
霧島酒造さんといえば、お酒を嗜む方であれば知らない方はいない大手の芋焼酎メーカさんですが、大手になればなるほど悩みが増えたようで…
その1つが焼酎製造過程で必ず生じてしまう酒粕の存在…
何も対策を講じなければ産業廃棄物処理をしなければならない環境的にも経営コスト的にも負の副産物であった酒粕からメタンガスを発生させ、同じく焼酎製造過程で必要となる蒸発プロセスの熱源に活用するという(さらに余ったメタンガスは発電して売電するという)正に逆転の発想を某大手ゼネコンと二人三脚でゼロから生み出したのが霧島酒造さんの凄いところ!
しかも、メタンガスを発生させた後に残る絞りカスは堆肥化して農家に還元するという徹底ぶり!
こうした取組が全国津々浦々に広がっていくことがまさに地域脱炭素化の目指すところです。
本当に勇気付けられる優良事例でした。