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先日も触れたとおり、本通常国会初日に行われた岸田総理による施政方針演説では、GX(グリーントランスフォーメーション)を中心に環境省所管分野について相当程度盛り込んでいただいているのですが、中には「えっ⁉︎こんなところにまで目を向けているの⁉︎」と思わず唸ってしまう箇所も…

例えばこちら。

「地方の基幹産業の活性化に全力を注ぎます。観光産業については、全国旅行支援による需要喚起に加え、高付加価値化の推進、国立公園なども活用した観光地の魅力向上に取り組み、外国人旅行者の国内需要五兆円、国内旅行需要二十兆円という目標の早期達成を目指します」という部分…

えっ⁉︎

国立公園が名指し⁉︎

でも、これは本当に言い得て妙なんです。

特に外国人観光客にとって、「国立公園」という言葉は私たち日本人が考えている、その何倍も輝きのある言葉として受け止められているということを、私も環境大臣政務官になって初めて知りました。

だからこそ、今の国立公園は伸びしろしかありません。

国立公園の保護と利用の好循環を掲げ、国立公園満喫プロジェクトを実践している環境省ですが、私たちが口にしているよりも遥かに「保護一辺倒」に偏った運用からまだまだ脱し切れていないのも避け難い事実であります。

最近の流行り言葉ではありませんが、施政方針演説に取り上げていただいた以上、ハード・ソフト両面を「異次元」的に駆使した価値創造が国立公園を所管する環境省には求められます。

私も自分の感じていることを省内に伝えることで貢献してまいります!

(写真は霧島錦江湾国立公園に公務出張したときのもの。満喫すること自体が仕事のため、誤解なきように!)