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「ラムサール条約登録10周年を迎える湿地を是非見てほしい」

元環境大臣政務官の八木代議士からのそんな温かいお声掛けをいただき、記念シンポジウムが開催されるタイミングを見計らい、豊田市にある上高湿地にお邪魔してまいりました。

ラムサール条約に登録されるほどの湿地ですから、その価値については改めて申し上げることもないのですが、少しだけ付言をすると、この湿地はかつて周辺地域に積極的な植林が行われた影響で、人の手を加えないと湿地を維持することができない状況となっております。

そのような状況に陥ると、「誰が一体維持するんだ⁉︎」「豊田市の湿地なのだから、豊田市役所が維持の全てを引き受けるべきなのでは⁉︎」という論調に傾くのがむしろ一般的なのですが、この地域の素晴らしいところは、月2回程度は必要とされる保存活動に地元の皆様方が主体的に取り組んでおられるところ!

それに加えて…

長年、地元上鷹見小学校の高学年がこうした地元の保全活動に参加するだけではなく、環境教育を通じて説明看板の設置などにも参画しているところ!

現在、全国各地で地域コミュニティの存続が喫緊の課題となっており、地域コミュニティ活動を続けていくための「触媒」探しにどこも苦労しているのですが、まさか湿地が、しかも世界に認められた「自慢の」湿地が触媒となって、地域コミュニティに活力を与えている地域があっただなんて、想像だにしませんでした。

環境分野がこうした形で地方創生に寄与しているだなんて!

環境分野の奥深さを改めて思い知らされました。