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今週月曜日、ヘルス&コミュニティ議連として三島市さんにお邪魔してまいりました。

このヘルス&コミュニティ議連とは正式名称を「持続可能な社会保障制度の確立に向けて、国民一人ひとりが地域のつながりの中で健康寿命を全うすることを推進する議員連盟」と称し、不肖私が事務局長を仰せつかっているのですが、事務局長を仰せつかるに当たり、これまでの活動を改めて整理してみると、私が三条市長時代に腰を据えて取り組んできた、先週紹介したスマートウェルネスシティ構想にその目的意識が極めて近似的だったことから、同構想実現に向け実践活動を展開している旧知の三島市の豊岡市長さんにその取組状況をお聞かせ頂こうとセットした次第であります。

この訪問の様子は後日書き綴ってみようと思うのですが、今回は本件にも繋がる、三条市を舞台とした新たな挑戦に触れてみたいと思います。

ここで、改めてスマートウェルネスシティ構想を簡単に解説すると、本構想は、1人ひとりが健康であり続けるには「1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後に薬」を基本としなければならない中、これらを日々の生活の中に如何に落とし込んでいくのかを追求して環境を整える、とりわけ最初の運動(運動といっても1日累計8,000歩を目標とする歩行)に着目し、様々な外出機会を増やすことで「結果的に」目標を「知らず知らずのうちに」達成できる環境を創出するというものです。

しかしながら、先週も触れたとおり、1人ひとりを今の生活以上の頻度で外出していただく行動変容にまで結び付けるのは本当に難しい…

とりわけ私たちが、その層の行動変容が実現すれば地域社会にとっても大きなプラスとなると考えていた、1人暮らし高齢者層の皆さんに行動変容にまで結び付けることは本当に難しいことでした…

他方、三条市で行ったアンケートでは、食事を1人で取る(孤食)層と複数で取る(共食)層とでは幸福度(心の健康度)の度合いに関して有意な相関関係があることが明らかになってまいりました。

この双方を同時に解決する術はないものか(少なくとも、少なからず解決に貢献できる仕掛けづくりを提供できないものか)…

思案に思案を重ねながら、思い付いたのが我が国を除くアジアでは日常生活として根付いている「外食文化」でした。

アジアを旅した方々であれば、朝昼晩、老若男女、1人であろうが家族やグループであろうがを問わず、時には屋台で、時には町食堂で、その土地の人々が食事を取っている光景を目にしたことがあるはずです。

これが少しでも日本の日々の生活に取り入れられれば、先週のカテゴリーに従えば「そうせざるを得ない」形で外出機会が増えるはずですし、共食は必ずしも紐帯関係の強い人間との食事であるものではないので(同じ空間に「人がいる」だけでも十分!)、家で黙然と食事を取り続けるよりも遥かに日々の暮らしにアクセントがつけられるはずです。

そんな思いから、民生委員さんにも協力を仰ぎながら何とか実現したのが二七市に合わせて実施した「あさイチごはん」でした。

でも、私にできたことは残念ながらここまで…

その後のエビデンスを集めることはもとより、このたった1箇所での取組を日常化するところ(理想は面展開)までは力及ばずの状態で(2と7の付く日のみ)市長の職を辞することとなりました。

あれから1年半あまり…

朗報が飛び込んでまいりました。

「あさイチごはん」を提供していた「三条スパイス研究所」が毎日朝7時からの営業にすることを決断し、朝ごはんを毎日提供する環境を整えて下さったのです!

「三条スパイス研究所」は三条市内で最も高齢化が進んでいる街のど真ん中にあります。

ここを舞台に、高齢の方々の新たで豊かな日常生活像をお見せすることができれば、スマートウェルネスシティ構想にとっても非常に示唆に富む「何か」を示すことができるかもしれません。

それにはエビデンスの収集が必要不可欠です(対外的に説明するにはエビデンスが必要ですし、横展開しづらくなりますから…食の主流が外食ではない我が国においては、この目に見えない文化の壁を取り払うことが必要で、それにはエビデンスの提示もまた不可欠なんです)。

是非とも、三条市を始めとする、これまで構築してきた知的支援基盤を今一度チューンアップしていただければなぁ…と切に祈っております。