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国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)がこの日曜日から今月18日まで、エジプト・シャルムエルシェイクで開催されております。

毎年開催されるこの締約国会議は環境省にとって外交舞台の主戦場の1つとなっており、西村大臣自ら閣僚会議に参加するのですが、会議開催前から既に数十人規模で現地に入って各国との事前調整に当たるほどの陣容で臨んでいることからもご理解いただけるとおり、組織を挙げてかなりの人的資源を投下して、この地球規模の課題解決に向けた交渉に臨んでおります。

今回のCOP27では、「損失と損害(ロス&ダメージ)」が新たなテーマとして取り扱われる公算が高そうなのですが(追記:一昨日正式議題にとりあげられたようですね)、私自身大変ありがたいと思っているのが日本のマスコミもこのことを含むCOP27を巡る様々な課題をかなり前広に、かつ深く掘り下げて取り扱って下さっていること!

後日改めてご報告しますが、このブログを書き綴っている6日はまさにCOP27の開会日なのですが、私自身丁度新型コロナ陽性が確認され、議員宿舎での隔離生活を余儀なくされる中、普段ほぼ見ることのなくなったテレビのニュースを見る時間を頂いているのですが、例えば夜7時のNHKニュースではトップ項目にて本件を取り上げていただいていただけでなく、関連情報を含めて5分近くも割いていただいていることがただただありがたい!

もっとも、それだけ気候変動が私たちにとって身近な課題であるとマスコミ自身も十分に認識している、その証左なのでしょう。

ちなみに、この締約国会議にはもう1つ大きな特徴があります。

それは締約国会議にあわせ、政府以外にも、民間団体、企業、NGO、地域(自治体など)などが関連イベントを開催するため、開催期間中は(比較的小康状態になるという下馬評がある今回のCOP27でさえ(追記:それでも先進国と途上国の間の立場の違いが浮き彫りになっているとの報道あり))1万人を上回る官民を超えた関係者が開催地に集結するということ!

締約国会議だからといって政府だけがプレイヤーでないところに、人類が地球規模で向き合わなければならないテーマを扱っていることを嫌というほど自覚させられます。

もちろん、環境省はこうした世界中からの本分野に対する関係者(関心層)が集結しているこの状況を見逃すことなどあるはずがありません。

先に触れたニュースでも取り上げていただきましたが、我が国の技術や取組を紹介するパビリオンも開設して、我が国への共感者の拡大、パートナーの発掘にも余念がありません。

さぁ!

人類共通の課題解決のためどれだけ前進できるのか、私も含めて組織を挙げて臨んでまいります!