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佐渡金山の世界文化遺産登録を巡る今回の不手際について…

今日午前中に開催された自民党の合同会議に出席できなかったので、私が持ち得ている情報は報道ベースにしか過ぎませんが、議員連盟の細田事務局長や佐藤外交部会長の憤りの発言から察するに、恐らく政府内部による「大チョンボ」(佐藤部会長)が端緒だったことだけは確からしいことなのではないでしょうか…

もちろん、だからといって、政治サイドに責任がないと申し上げるつもりもありませんし、私自身が本件に関する情報を満足に揃えきれていない中、評論家の如く批評するつもりも毛頭ありません。

ただ、今回の事態を受けて、報連相はつくづく大切なんだなぁ…と自戒の念を込めて改めて感じた次第であります。

「仕事は握り続けるな」「仕事を一人で抱えるな」「悪い情報であればあるほど速やかに報連相を行い、情報共有を図れ」

これらは若かりし日から上司に散々言われてきたことですし、上に立つ立場となってからは常々言い続けてきたことです。

仕事を抱え込んで、結果的に良かった試しなど、一度もありません。

この普遍的原則を今回も貫いていれば事態はもっと好転していたはず…と思わずにはいられませんし、忸怩たる想いが込み上げます。

そして、報連相のもう一つの真理…

それは、報連相はそれを行う者(総じて部下や担当者が多いです…)の罪を軽減する方向のみに作用するということ。

報連相をした瞬間、責任の所在は報連相を受けた相手(総じて上司や最終責任者)に移るからです。

今回の事案で、市長時代に起こった様々な不始末を思わず思い起こし、何で早く報連相をしなかったのだろう…と、今はただひたすら自責の念に駆られているであろう、報連相を怠ってしまった誰かに思いを馳せるばかりです。