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ウクライナ人青年ニキタ君の受入れまでの続きを…

前回も触れたとおり、日本国政府、そして日本側の受入れ体制には問題がない…どころか、かなり柔軟に対応していることが確認できました。

となると、最大の難題は、ニキタ君をどうやってウクライナから出国させるのか…というウクライナの内政に関する課題でした。

そこで、ニキタ君の指摘を受け、日本の外務省が見つけてくれたのが「高等教育機関の留学生(聴講生を含む)は成年男子であっても出国が許可される」というウクライナの出入国管理庁の通達でした。

ご存知のとおり、ウクライナ政府は現在兵役を課す等の理由から、成年男子の出国を原則禁止しております(実際、今回のニキタ君の受入れに全身全霊を傾けた鈴木さんは他のウクライナ人青年の出国支援もしているのですが、その最中に戦地に送られてしまった出国希望の青年もいたとのこと…)。

そんな中での一縷の望みがこの通達でした。

我が国の外務省経由で駐日ウクライナ大使館に問い合わせても、その存在すら知らないと言い放たれるほどの小さな小さな可能性ではありましたが、この可能性に賭けるほかありません。

そんな折、偶然にも打ち出されたのが「ウクライナ避難民を聴講生として受け入れる」との三条市立大学の声明でした!

何という絶妙なタイミング!

早速シャハリアル学長に連絡を取り、聴講許可証の発行をお願いしました。

どうやら本声明は日本に入国したウクライナ避難民を対象とすることを想定していたようなのですが、「この聴講許可証の発行こそが1人のウクライナ人青年の命を救うことになる」と申し上げたところ、シャハリアル学長は、彼がウクライナ国内に留まっている状態であるにも関わらず、全てを受け入れて発行手続きを進めてくれたのです。

まさに命の聴講許可証といったところですね。

というわけで聴講許可証も発行されてメデタシメデタシと言いたいところですが、そう簡単に国境線を跨がせてくれるほど甘いものではありませんでした…

どんな困難が待ち受けていたのか…

それはまたいずれ…