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先週、大盛況の中、大団円を迎えた白根大凧合戦と三条凧(いか)合戦。

勇壮な様子や大賑わいのお客さまを目の当たりにすると順風満帆に見えるのですが、解決していかなければならない課題ももちろんあります。

例えば、その1つが写真に写っている麻綱。

白根大凧合戦で使われる麻綱は国産麻が使用されているのですが、現行の大麻取締法の関係、或いは生産工程の過度な労働集約化といった状況から1キロ1万円という高嶺の花とならざるを得ず、この麻綱の原料の仕入れ値だけで100万円超となってしまいます(さらに仕入れた麻紐を麻綱に撚っていくのに外注すると、儲けギリギリで40万円も要するのだそうです…)。

これを町内単位の組が負担しなければならないのですから、それは本当に大変なこと…(従って、各組は騙し騙し使いながら、凡そ5年は持たせるのだそうです)

(ちなみに、三条では、海外産の刈り取られた麻を輸入して国内業者に加工をお願いしているそうです)

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県文化財にも指定されている凧合戦を後顧の憂いなく存続させていくためには、この国産麻綱問題を何とかしていかなければなりません。

そんな悩みを深めていたときに、事務局長を務める同期の鈴木英敬代議士から誘われたのが「産業や伝統文化等への麻の活用に関する勉強会」。

大麻取締法改正を視野に、国産麻の生産拡大、更なる産業化を目指すことを目的とした本勉強会に、鈴木事務局長をお支えする立場で参画することとなりました。

しっかりと成果を導き出していきたいと思います。

ちなみに…

七味唐辛子の中にある一番大きな種は大麻草の種です。勉強会で初めて知りました。