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福島県浜通り地方の復興状況視察報告もそろそろ最後に…

浪江町にあった請戸小学校。

海岸すぐそばに立地する同小学校は、見ての通り、津波によって壊滅的な被害を受けました。

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にも関わらず、発災当時に在校していた児童、教職員は全員命を繋ぐことができました。

しかも、校舎に止まっての避難ではなく(二階建て校舎の二階床上十数センチまで津波が襲ったので、校舎内避難であれば、どのような結果になっていたのか分かりません)、発災5分後には校庭で在校全児童の点呼を終え、遥か1キロ超先の小高い山を目指し、道中横切る国道では我が子の引き渡しを求める親御さんの要請を断り、心理的には受け入れがたい回り道での登山道を選択して、よる安全な場所に避難誘導したという、完璧なまでの状況判断の数々を下す形で…

私も水害発災時に陣頭指揮を執った経験がありますが、もし同じ環境に置かれた場合、ここまで正常性バイアスを乗り越えて、冷静な判断ができたかと自問自答すれば、私にもできる!とは決して断言できない、それほどの完璧な対応と言わざるを得ません。

なぜ、そのような判断ができたのでしょう…

今後のためにも、その場面場面における決断に至るまでの内面の心情をしっかりと記録するべきです。

いつか近いうちに、当時の先生方からヒアリングをしたいと思った意義深い視察となりました。