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かなり旧聞に属する話となってしまいましたが、市長職を離れて以降全く情報が入らなくなった現状を打破すべく、まずは県央基幹病院の現状を知るため、本件のキーパソンである新潟県福祉保健部の松本部長と燕労災病院の遠藤院長のところに、年末年始にお邪魔して意見交換をしてまいりました。

で、早速結論から入りますが、「まだまだ乗り越えなければならない課題は山積しているものの、絶望的状況は脱しつつある」というのが率直な現状認識です。

そもそも、県央基幹病院構想は「命を奪われかねない救急医療を基本的に全て自分達の地域で完結させよう」という私たちの長年の悲願の実現のために始まったもの…

具体的には、県央地域の救急医療の最も脆弱なポイントである域外搬送率が25%にまで至っている現状を県央基幹病院が掲げる「断らない救急」体制を確立することにより、域外搬送率を5%にまで低下させようとする野心的構想なのですが、この実現のためには、医師、看護師、医療スタッフ、医療事務スタッフが整うことが不可避であります。

とりわけ、医師については、救急医療、総合診療、各専門科の三層が機能して初めて「断らない救急」体制が実現できるのですが、現況では、救急医療、総合診療の二層において、ようやく一縷の望みが見えてきたかどうか…

それ以外の人材に至ってはまだまだこれから…という状況…

それでも私は「絶望的状況は脱しつつある」と認識しております。

そのような認識に至る最大の要因は、松本部長、遠藤院長の「本気度」。

このような感覚論でガッカリされた方も多いかもしれませんが、長年この課題に取り組んできた中で様々な方々とお会いしてきた中でも、このお二人の熱量はハンパないです。

私はこのお二方に賭けてみようと思いますし、力の限りお手伝いをしていこうと心に誓いました。

今、私たち地域住民にできることは、県央基幹病院の現況に関心を持ち、期待を寄せ続けることです!

再来年度の開院を心待ちにしましょう!