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以前、土地の流動化こそが成長の鍵であるとして新潟市江南区のことを拙ブログにて私見を述べたことがあるのですが、私が現在活動を展開している新潟県第4選挙区には、同じ方向感での大いなる可能性を秘めている地域があります。

その地域とは…

見附市。

昨年10月14日に三条市長の職を辞して以来、見附市には数えきれないほど分け入り、本当に多くの方々に直接ご挨拶する機会を頂戴しておりますが、その際に感じることは、街の中心部を除いては(これはこれでかなり深刻な課題なのですが、この点については改めて…)、空き家がかなり少なく、空き地が生まれれば宅地開発が速やかに行われ、また商業施設の新陳代謝も比較的進んでいる印象を強く受けるのが見附市です。

実際、社会動態のパフォーマンスも良く、私の一方的な肌感覚、主観ではないことも、国勢調査の結果からも明らかです。

長岡や三条との距離、鉄道や高速といった交通網の利便性などなどの「地の利」、そしてその土地の価値よりもリーズナブルに感じられる土地の価格がそうさせているのだと思います。

だからこそ、見附市もまた、新潟市江南区と同様、土地の流動化促進こそ成長の鍵であると考えるに至りました。

しかし…

見附市には、新潟市江南区には存在しない土地の流動化を妨げかねない「壁」があります。

それは都市計画が見附市単独ではなく、隣接する長岡市とともに構成されてしまっているということ。

これは、見附市のまちづくりを見附市単独で決めることができないことを意味します(実際、両市の考え方の違いから御破算になってしまった巨大プロジェクトがあったことを隣市の市長であった私は直接目撃しております…)。

やはり、自分達の市のことを自分達だけで決められないのはおかしなこと。

今一度都市計画法制を見つめ直し、必要とあれば都市計画法制の見直しも厭わず取り組んでいきたいと強く心に定めております。