今回の対馬出張では、海洋プラスチック漂着ゴミが思わぬ副産物を生み出している、そんな場面に出くわしました。
何と、日韓両国の学生が(日本の学生も全国各地から!)毎年対馬の地に集い、海岸清掃を行っているのです!
対馬海流の関係もあり、対馬西海岸に漂着する海洋プラスチックごみは韓国由来と中国由来が大宗を占めています(もちろん日本由来のものもあります)。
追加的なプラスチック汚染を防止していくためには、全ての人々がその発生源となり得ると謙虚な前提にまずは立つことが大事だと割り切り、対馬であれば、日中韓の老若男女に現状を知っていただくのが理想的なのですが、その意味でもこの取組は今は小さな一歩でも未来には無限の可能性が広がる大きな一歩です。
実際、こうした学生達の取組に感化され、昨年には、米韓両国の駐日大使(公使や総領事でも奇跡的ですが、大使閣下です!)が海岸清掃に参加されたとのこと!
それを聞いては私も黙って過ごすわけにはいきません。
三条市の誇るスポゴミW杯公式トングである永塚製作所「マジップ」を片手に日本国環境省を代表して参戦してきました。
今年の7月には、日米韓海ごみシンポジウムが開催されるとのことです。
環境省としても何らかの形でお手伝いできればと考えております!