この地に尽くす!〜国定勇人(くにさだいさと)の日記〜

自由民主党新潟県第4選挙区支部長(前三条市長)の国定勇人(くにさだいさと)です。 自分の思い、日々の活動、第4選挙区内の様々なこと、プライベートなことなどを徒然なるままに書き綴ってまいります。 気楽にお付き合い下さいませ。

自由民主党新潟県第4選挙区支部長(前三条市長)の国定勇人(くにさだいさと)です。
自分の思い、日々の活動、第4選挙区内の様々なこと、プライベートなことなどを徒然なるままに書き綴ってまいります。
気楽にお付き合い下さいませ。


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本日午前5時35分、新潟地方気象台より「大雪と雷及び突風に関する新潟県気象情報」が発表されました。

その要旨は「新潟県では、10日朝にかけて大雪に厳重に警戒し、交通障害が発生する可能性を考慮して、不要不急の外出を控えるようにしてください。上越・中越・下越では除雪が困難となる積雪となるおそれがあります」ということです。

交通障害が生ずると、消防、救急、警察といった緊急車両が迅速に現場に駆け付けることが困難となり、助かる命も助からなくなります。

私を含め誰もが数分後、心筋梗塞を発症する可能性があります。そうなれば、救急車が迅速に駆け付けてくれなければ、助かる命も助からなくなります。

つまり、今日不要不急の外出を避け、自分のクルマを行動に出さないことは、今不幸なことに発症してしまった「誰か」を救うだけでなく、数分後の「貴方」を救うことにも繋がるのです。

というわけで…

「自分の家の前に一度も除雪が来ない」「家の周りを除雪した途端に除雪車が雪を置いていった」とか様々な思いがあるとお察ししますが、ここはグッと堪えて、今日一日は極力、共に家の中で過ごしましょう。

もちろん私にも様々な思いが交錯しておりますが、終日家の中で過ごすつもりです。

さて…

家の中で何をしよう…


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今シーズンは直近2ヶ年とは打って変わり、昨年末から断続的に降雪が続き、私たちの日々の生活、そして経済活動を維持していくため、昼夜を問わず、除雪作業がそれぞれの地域で網羅的に展開されております。

この除雪作業ですが、ご存知のとおり、無償で行われているわけではありません。

その多くを担っていただいている建設会社の皆さんは、私たちの生活を守るため、それこそ不眠不休で除雪作業に従事していただいているわけでありますが(働き方改革が叫ばれて久しい昨今ですが、ただでさえ人材不足の建設会社は今の時期、そんなことなど言っておられず、使命感だけで長時間の作業を強いられております。この点については改めて…)、従業員の皆さんにこの崇高な作業に携わっていただいている以上、もちろんお給料はお支払いしなければならず、その財源は、この作業が公的サービスそのものであることから、当然のことながら行政によって賄われます。

このときに、課題として生じてくるのが財源負担の不公平さ…

私自身が経験した三条市を例に取れば、除雪路線の8割以上を占める市道の除雪作業に係る経費は三条市が負担するのですが、同じ市であっても、例えば東京都下の市であれば滅多に降ることのない雪が降らない限り、そのような経費をそもそも負担することがありません。

私たちは何かの価値を生み出すために除雪作業を行っているのではなく、私たち自身の生活を雪の降らない東京都下の市民の暮らしと同等程度に維持するためだけに行っているのに過ぎないにも関わらずです!

実際には、こうした除雪作業に要する経費は基準財政需要額に算定され、地方交付税交付金として国から配分されているのですが(そして政府の見解も教科書的回答もこの通りなのですが)、市長を経験した感覚で申し上げれば、全市一斉除雪を1シーズンで4日間行えば、配分された交付金は底を尽き、自主財源を取り崩していかなければならなくなります。

雪の降らない東京都下の市はビタ一文、除雪経費を支出しなくても済むのにも関わらずです!

こうした雪国と雪の降らない地域の不公平さと来たら…

本来であれば、除雪車に乗って圧倒的な超過勤務を余儀なくされている方々にそれ相応の対価を支払って然るべきなのにも関わらず、それに見合う財源が調達できない現行制度が抱えている問題…(この財源を雪国の道県や市町村が独自に調達しようとすれば、特別な税負担を当該自治体の住民に求めるしかあり得ず、それこそ本末転倒な話になってしまいます…)

この現実と制度の間の根源的ズレの是正こそ、雪国選出の国会議員が取り組まなければならない政治課題ではないかと感じております。



以下は本文の趣旨とは直接関係はありませんが…

三条市では、3年前の大雪での苦い経験を踏まえ、どの路線で除雪をしているか(裏を返せば、限られた除雪資源の中、どの路線に手が回らない状況に陥っているか)をリアルタイムに確認できるサイトを構築し、公開しております。

大雪の際には、是非ともこちらをご覧くださいませ。

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一昨日の続きを…

生産者目線で見た場合、「白根グレープガーデン」さんのようなアプローチはかなりの完成形に至っているのではないかと考えるのですが、グリーンツーリズムにより地域全体が得られる収益の最大化という観点から考えると、「白根グレープガーデン」に代表される観光農園単体では、グリーンツーリズム参加者の可処分時間を消費しきることはできません。

ちなみに、改めて「グリーンツーリズム」の定義を紐解くと、「農山漁村に滞在し農漁業体験を楽しみ、地域の人々との交流を図る余暇活動のこと。 長期バカンスを楽しむことの多いヨーロッパ諸国で普及した」となるのですが、これを日本の旅行慣習に合わせた「日本型グリーンツーリズム」として「数日程度の余暇活動」と再定義したところで、観光農園の滞在時間は2〜3時間程度、長くても半日程度ですから、やはり可処分時間を消費しきることはできません。

これでは、地域目線で考えた場合の機会損失があまりにも大きすぎます(折角、「白根グレープガーデン」という優良コンテンツに多くの方々が惹き寄せられているのに、あまりにももったいないです…)。

そこで、組合せとして考えられるのが、飲食に宿泊、それに観光農園とはテイストの異なる自然体験型(農園体験型)コンテンツ。

これらをそれぞれ、白根(+周辺)地域内で複数提示できるようにできれば、ツーリズム参加者の効用は最大化されるだけではなく、地域全体の収益が最大化するというウィンウィンの関係が成り立つこと必至です(更に申し上げれば、こうしたコンテンツを取り揃えることができれば、他の追随を許さない聖地という地位を獲得することも夢ではありません)。

しかも、そうしたコンテンツは、カーブドッチであったり、燕三条畑の朝カフェであったりと、その萌芽は既に生まれております。

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これを如何に増殖していくのか…

皮肉なことに、新型コロナウィルス感染症の感染拡大により人々の往来にブレーキがかかっている今だからこそ、腰を据えて取り組むことができるのかもしれません。

近いうちに、私が知りうるグリーンツーリズム周りでアクティブに活動している方々による夢を語る会を企画してみようかしら…

ワクワクして来ましたね!

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