私の郵政省時代の同期に倉田君がいます。
彼は郵政省を途中退職して3期12年箕面市長を務めました(この経歴だけをみれば私と近似的ですが、彼は3期12年で自ら勇退を決めた後は政治の世界から完全に訣別し、今は民間企業で働いています)。
先日、彼に会いに行ったのですが、その時利用したのは御堂筋線。
この御堂筋線の終点(厳密には北大阪急行線)は現在千里中央駅なのですが、これが今月23日に箕面萱野駅まで延伸されます。
そして、この延伸を実現したのが倉田君なのです(異論は認めません(笑))。
長らく塩漬けになっていた計画に着目し、箕面市にとって唯一の弱点だった大阪やキタやミナミへのアクセスの悪さを(本来的役割ではないはずの)市自ら旗を振って実現させたのですから!
魔術師のような補助金の活用など八面六臂の活躍を同じ市長として誇らしく眺めていましたが、そんな倉田君の真骨頂は、この事業推進のために数百億円の自主財源投下をも厭わない図抜けた腹の固めっぷりです。
箕面市にとっては十分回収可能な社会資本整備ですが、その回収の様子は直ちに見える化できない中、多額の資金投下は相当な覚悟が必要なのですが、それをやり遂げたのですから、やはり倉田君は凄い!
次はしみじみ思いながら、開通した北大阪急行線に乗りたいと思います。
それにしても…
まだ開通していないのに、あたかも開通しているような駅の案内看板の前のめりっぷりに思わず顔が綻んでしまいました。
勘違いするお客さんはいないのかしら…