この地に尽くす!〜国定勇人(くにさだいさと)の日記〜

自由民主党新潟県第4選挙区支部長(前三条市長)の国定勇人(くにさだいさと)です。 自分の思い、日々の活動、第4選挙区内の様々なこと、プライベートなことなどを徒然なるままに書き綴ってまいります。 気楽にお付き合い下さいませ。

自由民主党新潟県第4選挙区支部長(前三条市長)の国定勇人(くにさだいさと)です。
自分の思い、日々の活動、第4選挙区内の様々なこと、プライベートなことなどを徒然なるままに書き綴ってまいります。
気楽にお付き合い下さいませ。

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そろそろ、先日の福島公務出張の話題を閉じたいと思います。

これまで何度か福島県の浜通り地方にはお邪魔しているのですが、今回初めて「東京電力廃炉資料館」を訪問しました。

読んで字の如く、廃炉までの道筋を解説してくれている施設です。

複雑な課題を孕んでいる廃炉の取組ですが、自分の意見を持つにしても、まずは事実関係を整理し、知ることが不可欠だし、重要なことです。

そういう意味でも訪れる価値は十分にあると思います。

それにしても、これは伝承館で伺ったことなのですが、13年前のあの時、福島第一原発でも、冷却水注入に不可欠な電源回復のため、福島第二原発と同様の試みが行われていたとのこと。

事実関係を私自身が確かめたわけではないので(先ほどの言葉とは裏腹に)軽々に評価するわけにはいかないのですが、水素爆発までにもう少し時間的猶予があり、作業が中断せずに福島第二原発と同様の措置を講ずることができていれば、こうした最悪の結果に至らなかったとのご説明が正しいものだとするならば、本当に複雑な思いになってしまいます。

いずれにしても、今の私にできることを精一杯尽くしていきたいと思います(私は現在、原子力規制委員会と原子力防災も政務官として担当しております。このうち原子力規制委員会には法制上いかなる介入も許されておりませんが、原子力防災は性格が異なります。このような誰もがアクセス可能な「公」の、でもブログという「私」の場で、原子力防災に関する現在進行形の話題に触れることには慎重にならざるを得ないのですが、柏崎刈羽原発を巡る新潟県内の様々なご意見、反応の数々については、その生々しい空気感を含めて、関係部局と情報共有に努めていることだけはお話できると思いましたので、一例としてご報告申し上げます)。

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「福島、その先の環境へ。」

このタイトルは、東日本大震災発災から13年目を迎える前日に福島県浜通り(楢葉町)にあるJヴィレッジで開催されたシンポジウムの名称です。

このシンポジウムは、高校生、大学生、そして社会人と全国各地の若者が集い、福島の現在を感じ、未来を考え、話し合い、集約されたことを発表いただくことがメインで、我々のように彼ら彼女らの先を生きる世代の出番はほぼない、でもゼロではない絶妙な構成てなっていたのですが、彼ら彼女らのプレゼンはお世辞抜きに素晴らしかったし、確かな未来を感じ取ることができたし、後顧の憂いなくバトンを引き継ぐことができると確信できたし、とにかく良かったです。

福島の未来を確かにするためには、まずは(風化との戦いの段階に入っているものの)福島に関心を持っていただくこと(福島に関心を寄せてくれれば、そのうちの何人かは積極的に行動変容してくれますし、そのうちの何人かは環境問題も意識して福島に付加価値をもたらす行動を起こすかもしれませんしね)。

関心を持ってもらうためには、無関心層へのアプローチが鍵であり、そのためには、福島に纏わる様々な壁(心理的苦手意識⁉︎)を取り払う仕掛けが必要であること。

こうした方向感を的確に捉え、具体的な提案を繰り広げる次代を担う彼ら彼女らには希望の光しか見出すことはできませんでしたね。

私もシンポジウムで総括的に一言に纏めよというお題に答えましたが、これらを続けるためには「それでも、続ける。」ことが大切です。

このシンポジウムも続けていただくことを切に願うばかりです(できれば、より開かれた形で)。

(アラフィフのオッサンにとってはIMARUさんはもちろんのこと、政井マヤさんとご一緒できたことが実に感慨深かったです!)

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先日、三条看護・医療・歯科衛生専門学校の卒業式にお招きをいただきました。

この専門学校は、高校卒業後の学びの場(高等教育機関)が燕三条地域になかった当時、また県央基幹病院の開院が現実的なスケジュールに乗り始めた当時、医療関係の人材育成の場を設けようと、三条市が箱物を建設し、NSGさんが学校運営する公設民営方式で開校したものです。

ですから、三条市の税金が投下されている専門学校なのです。

このことを寧ろ誇りに感じながら、高い矜持を抱いてそれぞれの道を歩んでいただきたいと、当時の三条市民は、三条市民であろうとなかろうと、そして三条市内に就職しようとしまいと、脆弱な救急医療環境がもたらす地域住民の不安を(地域を問わず)払拭するため医療関係の道に進む次代の担い手に期待し、エールを送るため、自分達の税金を投下する決意をした、そのことを心の片隅に留めておいてほしい旨、お話をさせていただきました。

少し偉そうに聞こえたかもしれませんが、それだけ崇高な社会的使命を背負っている若き諸君に三条市民一同期待しているということで、お許しを…

ご卒業おめでとうございます!

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